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【特別企画】『PowerBook G4 17インチ 1GHz』ロードテスト(第2回)~ギターのサウンドデザイン(後編)~

2005年02月17日 22時38分更新

文● MacPower編集部 高橋幸治

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ギターサウンドの実験室

フット・コントローラー「Rig Control」のセンシティブな感度も最高だ。ワウペダルとして使ったときの気持ち良さったらも~ないのである(図3)。高性能なローランド(株)のオーディオインターフェース「FA-101」(価格:オープンプライス/消費税込みの実勢価格は5万6000円前後)、そして「Power-Book G4 17"」のハイスペックのおかげで、レイテンシーもまったく気にならない。しかし、「Guitar Rig」のメインウィンドウ内に表示されているCPUメーターの表示は、別のアプリケーションをまったく起動していないときでも常に60パーセント前後。プリセットのサウンドの切り替えにかなりもたついたり、パターンの種類によってはCPUメーターが95で止まってしまい、まったく音が出なくなってしまうこともあった。特にCPUパワーを必要とするリバーブ系のコンポーネント構成の場合に、メーターが振り切ってしまうことが多いようだ(図4)

図3 図4
図3 上がワウペダルをアップしている状態。下がワウペダルをダウンしている状態(わかるかな?)。ペダルの状態によって「TalkWah」コンポーネントのスライダーが左右に移動しているのがわかるだろう図4 上がリバーブONの状態。右のCPUメーターが95パーセントになっている。こうなるとギターの音はまったく出なくなってしまう。下が同じコンポーネント構成でリバーブをOFFにした状態。CPUメーターが80パーセントにまで下がっている

ついさっき「オリジナルの音色を作ろうなんていう気も起こらない」と言った直後で恐縮だが、プリセットのサウンドの設定を少し変更してみるのも面白い。特にびっくりなのが、スピーカーキャビネットとマイクだ。これはね、ちょっと驚きですよ。だってさ、“設定を少し変更”と言ったらまず間違いなくエフェクターのツマミをいじることだと思うでしょ? 「Guitar Rig」はそれだけじゃないんですね~。メインウィンドウ右側の仮想ラックにはさまざまなコンポーネントが格納されているが、この中に「CABINETS & MICS」というモジュールがある。ここではキャビネットのタイプを14種類から、マイクのタイプを5種類から選択可能で、しかもキャビネットのサイズ、マイクのポジションまで自在に調整できるのである(図5)。もうね、ギターサウンドの実験室ですよ。こんなこと、現実世界ではお金と時間がいくらあったってできないわけで、シミュレーションという行為は、まさにコンピューターがもたらした偉大なる成果なわけです。

図5
図5 「CABINETS & MICS」コンポーネント3段重ねの図。キャビネットの種類はおろか、マイクの種類、そしてマイクのポジションをそれぞれ変えてサウンドをデザインしている。キャビネットの種類によっては、真後ろにマイクを持ってこれないものもある

まぁ、そんな屁理屈はどうでもいいとして、マイクのポジションのシミュレーションは実に興味深い。ポジションはスピーカーの近距離/真正面、近距離/15度ほど斜め横、近距離/45度ほど斜め横、遠距離/真正面、そして近距離/真後ろの5つから選べる。まったく同じキャビネットの構成でも、それぞれのマイク位置によって微妙に鳴りや響きのニュアンスが異なるのだ。特に豪華なキャビネット構成で、あえてマイクを後ろに立て、こもった感じの抜けの悪~い音にしてしまうなど、「ひえぇ~」とか「しょえ~」といった興奮と驚嘆の叫びは絶えない。おっ、今月もまた誌面が足りなかった……。

次回は?

はっきり言ってですね、まだまだ「Guitar Rig」の魅力はお伝えし切れていません(きっぱり!)。来月もまた「Guitar Rig」かな~(いや、マジで)。

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