このページの本文へ

K8M800-MLV

K8M800-MLV

2005年01月27日 00時05分更新

文● 鈴木 雅暢

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

K8M800-MLV

DFI(CFD販売)

1万1000円前後(実売価格)

「K8M800-MLV」
「K8M800-MLV」
バックパネルI/O

 「K8M800-MLV」は、VIAから登場した新しいAthlon 64対応のビデオ統合型チップセット「K8M800チップセット」を搭載したMicroATXマザーボードだ。K8M800が統合するビデオエンジンのUniChrome Proコアは、Athlon XP用のKM400に統合されているUniChromeコアのパワーアップ版で、レンダリングパイプラインが1つから2つに、コアクロックが133MHzから200MHzへと上昇しているが、ハードウェアT&Lには未対応で、3D性能は期待できない。なお、ひと足先に登場したビデオ統合型チップセットのSiS760では、UMA(ビデオメモリとしてメインメモリの一部を確保する方式)だけでなく、マザーボード上に別途ローカルフレームバッファ(LFB)を搭載することもできるが、K8M800はUMAのみの対応だ。

SiS760に続くAthlon 64用ビデオ統合型チップセットとして登場した「K8M800」
SiS760に続くAthlon 64用ビデオ統合型チップセットとして登場した「K8M800」。UniChromeの強化版「UniChrome Pro」コアを統合している。HyperTransportの帯域はK8T800と同じ6.4GB/秒。

 本製品は、基板上でのビデオ信号の経路を最小限にするためノースブリッジがI/O部に近い位置に実装されているレイアウトに特徴がある。オンボード機能としては、サウスブリッジ内蔵のシリアルATA RAID、5.1chオーディオ、100BASE-TXイーサネットとごく一般的な仕様。ちなみに、Cool'n'Quietへの対応は特に明記されていないが、C0リビジョンで試してみたところでは問題なく機能した。

各種ベンチマークテストの結果

Sandra2004 SP1
●Sandra2004 SP1
PCMark04
●PCMark04
Windows Media Encoder 9
●Windows Media Encoder 9
FinalFantasy XI Vana'diel Bench2
●FinalFantasy XI Vana'diel Bench2

 SiS760は早速NECのデスクトップPCに採用されるなど活躍している。K8M800の登場で選択肢が広がり、さらに採用が増える体制が整ってきたといえる。

K8M800-MLVの主なスペック
製品名 K8M800-MLV
対応CPU Athlon 64(Socket754)
チップセット VIA K8M800/VT8237
メモリソケット 184ピンDIMM×2
対応メモリ DDR266/333/400
拡張スロット AGP×1、PCI×3
FSBクロック 200~250MHz(1MHz刻み)
CPUコア電圧 自動設定
DIMM電圧 Auto、2.6~2.7V(0.1V刻み)
AGP電圧 Auto、+0.05V
サウンド 5.1チャンネル出力(CMI9739)
LAN(コントローラ) 10/100BASE-TX(VT8237)
IEEE 1394
シリアルATA RAID RAID 0/1(VT8237)
ファンコントローラ
BIOS保護機能
バックパネルI/O PS/2×2、USB 2.0×4、LAN、アナログRGB、パラレル、シリアル、マイク、ライン入力、ライン出力
ブラケットI/O
ボードサイズ 230(W)×245(H)mm
主な付属品 SATAケーブル2本、フラットケーブル2本、英語セットアップガイドなど

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中