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G-MAX CA2

G-MAX CA2

2005年01月12日 00時00分更新

文● 鈴木 雅暢

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G-MAX CA2

日本ギガバイト

2万8000円前後(実売価格)

「G-MAX CA2」
「G-MAX CA2」

 「G-MAX CA2」は、GIGABYTEが満を持して送り出す同社初のキューブ型ベアボーンキットだ。ブラックを基調にまとめたボディは、フロントに貼ったストライプ柄のアクリルパネルも効果的で、なかなか高級感がある印象の良い外観に仕上がっている。サイズは容積で約8.1リットルとPentium 4対応キューブ型の中ではかなり小さくまとまっている。そのぶん内部のスペースには余裕がなく、組み立ては容易ではない。HDD、光学ドライブ、CPUクーラーなど各種パーツの装着はマニュアルの手順どおりに進めていく必要があり、手順を誤るとうまくいかずにやり直す羽目になる。

銅製のCPUクーラーが標準で付属
銅製のCPUクーラーが標準で付属する。回転速度制御にも対応しているが、ユーザーによるカスタマイズはできず、CPU温度に応じて自動で調整される。

 マザーボードのチップセットはSiS661FX/SiS963を採用。FSB800MHzに対応し、3.2GHzまでのNorthwood、2.8EGHzまでのPrescottに対応する。IDEコネクタが1つしかなく、HDDと光学ドライブは同一チャンネルに接続することになる。また、拡張スロットもAGPスロットのみ。メモリカードスロットやIEEE1394、S/PDIF出力など標準の装備は充実しているが、TVチューナなどPCIカードでの拡張が装着できないため用途は限られる。なお、BIOSには特に設定項目はないが、付属のCPUクーラーは回転速度調整に対応しており、温度に応じて自動的に調整される。



本体内部
カバーを開けた本体内部。
前面 背面
前面背面
本体3側面。ボディは容積約8.1リットルとコンパクトにまとまっている。そのぶん内部はかなり窮屈だ。電源ユニットは背面方向に25mmほど張り出している。前面インターフェイスが豊富で使い勝手は良い。なお、写真のDVDドライブは別売オプション(価格未定)となる。

 前述したように小型化のために犠牲になっている部分もあるが、マザーボードで大きな実績をもつ同社の製品だけに、キューブ型PCのマザーボードにも実績のあるメーカーのものを使いたいといったユーザーには待望のデビューだろう。

●実測騒音

アイドル時の静粛性はまずまず。エンコードを開始して3分半後ぐらいに明らかに回転が上がる。
環境騒音36~37dB
起動直後51~53dB
アイドル時42~43dB
エンコード5分後48~49dB

●テスト環境

CPU
Pentium 4-3GHz
HDD
HGST Deskstar 7K250(80GB)
光ドライブ
TOSHIBA SD-R5112
G-MAX CA2の主なスペック
製品名 G-MAX CA2
拡張ベイ(空き) 5インチ×1(1)、3.5インチ×1(1)、HDD×1(1)
拡張スロット AGP×1
前面インターフェイス USB 2.0×2、IEEE1394(4ピン)、マイク、ライン出力、S/PDIF出力(光角型)、6in1スロット(CF/マイクロドライブ/スマートメディア/SDメモリーカード/MMC/メモリースティック対応)
背面インターフェイス USB 2.0×2、IEEE1394(6ピン)、LAN、PS/2×2、アナログRGB、シリアル、パラレル、ライン入力、ライン出力、マイク、S/PDIF出力(光角型)
マザーボード GIGABYTE
チップセット SiS661FX/SiS963
対応CPU Pentium 4/Celeron(mPGA478、FSB400/533/800)
対応メモリ DDR266/333/400シングルチャンネル
メモリソケット 184ピンDIMM×2
LAN(コントローラ) 10/100BASE-TX(SiS963)
サウンド AC'97(5.1ch、S/PDIF出力対応)
シリアルATA
ファンコントローラ
電源ユニット 220W
サイズ 185(W)×275(D)×160(H)mm
主なキット内容 ケース、マザーボード、電源ユニット、CPUクーラー

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