日本ヒューレット・パッカード(株)は6日、同社が2004年2月に販売を開始した20インチ液晶ディスプレー『HP L2035 TFTフラットパネルモニタ』の一部の製品において、極めて稀ながら、感電する恐れがあることが判明したと発表した。
これは製造上の不具合によるもので、背面カバー内側に取り付けられている静電気を逃すための“グランドクリップ”の取り付け位置が不適切なためで、スタンドの取り付けブラケットやスタンド底面の金属部分に触れたり、他の金属が接触したりすると感電する可能性があるという。
スタンド取り付けブラケット | スタンド底面 |
該当する製品は、『HP L2035 TFTフラットパネルモニタ』(P9614W♯ABJ)のうち、シリアル番号が“CNP352xxxx”から“CNP423xxxx”までのの一部(xxxxは任意の英数字)のもの。日本での販売数は2888台(世界では3万6416台)。シリアル番号は本体背面のシリアル番号ラベルに記載されている。
シリアル番号ラベルの位置 |
同社では、対象となる製品の無料点検(同社あるいはサービスパートナーのエンジニアがユーザー宅に出向いて点検)を実施し、不具合品に該当する場合は無料で交換する。専用連絡窓口も同日付けで開設。受付電話番号はTEL.0120-101-740、FAXは03-3630-4955。受付時間は1月6日~31日が9:00~17:00(日曜を除く)、2月以降は9:00~17:00(土/日/祭日を除く)。専用ウェブサイトは“http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/recalls.html”。