(株)BEAT COMMUNICATIONは27日、企業向けソーシャルウェア『Beat Communication』のパッケージ販売を同日付けで開始したと発表した。価格は、利用人数50人までが37万5000円、100人までが66万円、250人までが141万円、500人までが276万円、1000人までが300万円、2000人までが456万円、3000人までが612万円、5000人までが756万円、1万人までが900万円、1万人以上は問い合わせとなる。2005年1月30日まで、キャンペーン価格として、50人まで31万円、100人まで55万円、250人まで117万5000円などで販売するという。
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『Beat Communication』は、ソーシャルネットワーク、グループウェア、営業支援ツール、ナレッジマネジメントツールなどを融合させたコミュニケーションツール。知人機能、コミュニティー機能、日誌機能、スケジュール管理機能、ファイル共有機能、名刺機能、ベテラン社員が新入社員の質問に答えられる“HELP ME”機能、営業に向かう会社に自社の社員の知り合いがいるかどうかを調べ、紹介してもらう場合に親密度が分かる親密度機能などを搭載しており、企業の担当者が自社用に管理画面でカスタマイズできるのが特徴。
対応OSはLinux(Red Hat、Fedora Core、Debian、Gentooほか)。アプリケーションとして、J2SDK 1.4、Tomcat 4.x、PostgreSQL 7.x、メールサーバーソフト(sendmailなど)。対応機種はPentium III-1.0GHz以上、1GB以上のメモリーを搭載したPC/AT互換機(300人で利用する場合)。なお、導入期間は1週間程度で、カスタマイズサービスも提供するという。
同社では、合併によりコミュニケーションが分断されている企業や、人材派遣を行なっている企業、自社でコミュニティー運営を検討している企業/大学/予備校などに販売するとしている。
ちなみに同社は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス発のベンチャー企業で、2003年12月に起業家向けのクローズドなビジネス系ソーシャルネットワーク“SIV Business Network”のテスト運用を開始し、ビジネス向けソーシャルネットワークを中心とした開発を行なってきており、今回それをパッケージ販売することにしたもの。