InterFM(76.1Mhz)を運営するエフエムインターウェーブ(株)は25日、東京・恵比寿にあるダイニングスペース“NOS”内でクリスマスパーティー“TOMMY and tommy girl presents Holiday iParty with InterFM”を開催した。
ニューヨークでもiPodを使った“iParty”は話題になっているというが、場内に流す曲のサウンドミキシングをiPodで行うことにより、参加者が手軽にDJ体験ができるというもの。エフエムインターウェーブでは今年4月にも同じ趣旨のイベントを行っているが、大盛況ににつき再び開催を決定。InterFMで参加者の募集を呼びかけ、応募に当選した約200名が招待された。
開場を待つ参加者たち |
ラウンジにはiMac G5が3台 |
“iTunes”には1634曲の楽曲が入っていた |
ラウンジには最新のiMac G5を3台設置。今回のパーティーのために用意された1634曲もの洋楽データがジュークボックスソフト“iTunes”に入っていた。参加者はこれ視聴したり楽曲リストを見てリクエストが可能だ。InterFM側によれば、「クリスマスに似合ったものもセレクトした」という。
ミキサー(PMC-05 Pro III)の両脇に接続されたiPod |
DJブースを覗いてみると、ミキサー(PMC-05 Pro III)の両脇に接続されたiPodを発見。プロ用の機材に囲まれたiPodの姿は何ともユニーク。このiPodにはラウンジに置いてあったiMac G5の中に入っているものと同じ楽曲が入っており、リクエストに応じて選曲できるようになっている。サポートを担当するDJにコメントを聞いてみた。
――具体的に参加者にやってもらう部分は?
【DJ】曲をミックスする部分をやってもらいます。ミキシングは2つの曲をミキサーを使って合わせることですが、頭出しはむずかしいので私たちがサポートしますよ。
――どう楽しんでもらいたいですか?
【DJ】音が混ざる感覚というものを楽しんでもらいたいですね。プロ的の雰囲気が味わえると思います。
――プロの現場でiPodは使えますか?
【DJ】iPodでは曲の微妙な頭出しができませんが、使い方次第では十分に対応できると思います。実際に使っている人もいますよ。海外ではバッテリー駆動のミキサーを持って、移動しながらDJをやっている……なんて人もいますし。簡単なミキサーがあれば手軽にできること、そしてCDやレコードを何百枚も持たなくても曲が持ち出せることが大きな魅力ですね。
イベントではリクエスト用紙をもとに、実際にDJブースでiPodによるミキシングを体験してもらう参加者を抽選。もっとも場内を沸かせた人には、iPod用のソフトケース『iPodソックス』や、話題の『iPod U2 Special Edition』がもらえるという特典も。MCをつとめるデイブ・フロム(DAVE FROMM)氏の呼びかけで次々とDJ体験できる権利を得た人たちが決まると、会場も大きく盛り上がった。彼らはまず別室に案内され、iPodやミキサーの使い方などを事前に伝授。それから実際にDJブースでパフォーマンスするという手順となっていた。デイブ氏の盛り上げもうまく、名前を高々に呼ばれたDJブース体験者たちは、会場の声援に応えて手を振る姿も。自分のセレクトした曲がかかり、会場全体が踊り出すというDJならではの醍醐味を体験していった。
MCをつとめたのは同社の番組でも有名なデイブ・フロム(DAVE FROMM)氏(左) | 場内を沸かせた人には、iPod用のソフトケース『iPodソックス』や、話題の『iPod U2 Special Edition』がもらえる |
盛り上がるか場内 | サポートを受けながらDJパフォーマンスをする参加者 |
ミキシングは曲を合わせるタイミングも重要だが、それぞれどんな曲をセレクションするかも重要なポイント。あまり曲調がかけ離れていると合わせるのがむずかしい。体験した人たちに聞いてみたところ、「まったく触ったことがなかったのですが、とても楽しかった」「またやってみたい」「うまくできなかったけど楽しい!」など反応もそれぞれ。iPodは持っていない人が多かったが、やはり欲しい答えていた。
なお、iPodの持ち込みもOK。DJブースの2台のうち1台を自分のiPodとすることで、より楽しくイベントを楽しむことができるという配慮もあった。