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VALUESTAR G タイプL アドバンストタイプ

VALUESTAR G タイプL アドバンストタイプ

2004年12月21日 17時58分更新

文● 宇野 貴教

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VALUESTAR G タイプL アドバンストタイプ

日本電気/NEC Direct

最小構成価格:11万3442円(12月3日現在)

NEC Direct 24
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 「VALUESTAR G タイプL アドバンスドタイプ」は、NECの主力機としてロングランを続ける“VALUESTAR L”シリーズのNEC Direct限定モデルである。今どきのホームパソコンに必須であるスリムかつコンパクトなボディー、そしてTVチューナ内蔵(カスタムオーダーで選択追加が可能)という2つのポイントを押さえたうえで、直販モデルならではのカスタマイズオーダーが加わることにより、より幅広いニーズをカバーする柔軟性を持つマシンに仕上がっている。



「VALUESTAR G タイプL アドバンスドタイプ」(PC-VG32S2ZEJ)。写真のディスプレーはカスタマイズで選択できる19インチ“高解像度スーパーシャインビュー液晶”(F19R31)。このほかにも、ワイド液晶ディスプレーなども用意されている

ハイエンドクラスの性能を
コンパクトなボディーに凝縮

 同機のマザーボードはインテル最新のチップセット、Intel 915GVを搭載。CPUは動作クロック3.2GHzのPentium 4 540が搭載されており、ハイエンドマシンに匹敵するスピードを持っている。“コンパクト筐体のパソコン=CPUパワーが貧弱”といったイメージを持っている人もいるかもしれないが、本機に限ってはこのようなイメージはまったく当てはまらないと断言できる。

 パワフルなCPUに合わせて、メモリはPC3200のデュアルチャンネルアクセスが利用可能だ。容量はオーダー時に256/512/1024/2048MBから選択できるが、2基のメモリスロットを最大限に活用するため、そしてWindowsを快適に動作させるためにも、最低でも512MB(256MBを2枚)を選ぶのがお勧め。グラフィックス機能は、Intel 915GVチップセット内蔵の“Intel GMA 900”を利用する。3Dグラフィックスの描画スピードは、最新のグラフィックスチップを搭載したグラフィックス専用カードには及ばないものの、DirectX 9にも対応するようになったため、3Dゲームが動作しないといった心配はない。光学ドライブはDVD+R 2層書き込みに対応したDVDマルチプラスドライブ(DVDスーパーマルチドライブ)を採用する。スリムタイプのドライブではなく標準タイプなので、書き込み速度もDVD-Rが最大8倍速、DVD+Rが最大12倍速、DVD-RAMが最大5倍速と高速で、録り貯めた動画の保存もストレスなく行なえる。なお、光学ドライブはこのほか、DVDマルチプラスドライブ、DVD-ROM&CD-R/RWコンボドライブが選択できる。

本体内部。コンパクトボディーのため、中はギッシリとデバイスが詰まっているが、PCIスロットの空きは1スロット用意されている

 拡張スロットはCardBus対応のPCカードスロット2基のほか、ケース内部にPCIスロットが2基用意されている(今回のレビューに使用したマシンではここにTVチューナカードが装着されているため、PCIスロットの空きは1つ。セレクションメニューでTVチューナ“なし”を選択した場合はPCIスロットの空きは2つとなる)。AGPスロットや、新世代拡張スロットのPCI Expressを持たないため、高速なビデオカードの増設はできないが、これはコンパクト筐体であることを考慮すると致し方ないところ。USB 2.0ポートは合計6つと多く、IEEE1394ポートも備えるため、外付けドライブ類の増設に関しては心配する必要はない。総合的に見るとコンパクトなボディーに似合わずパワフルな性能を持ち、快適なスペックと言える。

 ボディーは体積が約12リットルのコンパクトサイズ。横幅が10センチなので置き場所に悩む心配はない。本体を持ってみると小柄なわりにずっしりと重く、小さなボディーに極限まで機能を詰め込んでいることがわかる。フロントマスクはシルバーに黒い十字の溝が刻まれたシンプルなデザインになっており、この溝の部分を境界線として右半分は開閉式のカバーになっており、ここにUSB 2.0×2、IEEE1394(4ピン)、PCカードスロット×2、光デジタルオーディオ出力、そしてSDカード/メモリースティック/xD-ピクチャーカードに対応するトリプルメモリースロットが用意される。頻繁に抜き差しが必要になるものはあらかた揃っておりコネクタ数も十分なので、各種周辺機器との接続は快適だ。フロントの左上半分はDVDマルチプラスドライブのドライブカバーとなっており、イジェクトボタンは溝の一番上に用意される。



本体前面および背面。抜き差しが発生するUSBやカードスロット類は前面に配置されているので、各種インターフェイス類へのアクセス性は良好
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