ソニー/ソニーマーケティングの「VAIO type X VGX-X90P」。 |
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【VAIO type X 特別企画 Vol.1】驚異の7チューナーマシンの内部が今明らかに! ソニー/ソニーマーケティング「type X 解体天国」レビュー。 |
今冬商戦向けのHDD&DVDレコーダーの新製品では、2つのTVチューナーを内蔵して裏番組録画が可能なことをアピールした“W(ダブル)チューナー搭載”製品がトレンドとなっている。また、パソコン用のTVチューナーカードでも、2~4枚を1台のパソコンに装着して、複数チャンネル同時視聴・録画対応をうたった製品が流行りとなっている。今ではパソコンでTVや音楽、ビデオなど複数メディアを容易に扱うための最新OS“Windows XP Media Center Edition 2005”でも、Wチューナーが標準でサポートされるほどだ。こうした“複数チャンネル同時録画”という流行を作り出したのは、5月10日の発表会で披露された“VAIO type X”だった、というのは言い過ぎだろうか。
しかしWチューナー搭載HDD&DVDレコーダーや、TVチューナーカードを複数枚装着しただけのTVパソコンとtype Xとでは、特に使い勝手において圧倒的な差がある。それはtype Xのコンセプトから生じる要因であり、単にTVチューナーをたくさん積むだけでは追いつけない“type Xの魅力”である。ここでは前回のインタビューに引き続き、type Xは何が違うのかについて迫ってみたい。
type X 各部フォトレビュー
まずはtype X「VGX-X90P」本体の各部について見てみよう。最近の小型薄型化されたデスクトップパソコンを見慣れた目で見ると、type Xのボディはかなり大きく見える。本体サイズは幅465mm×奥行き160mm×高さ430mmで、ミニタワー型デスクトップ“VAIO type R”よりも一回り大きい。その代わりというわけではないが、type Xはリビングに置いてもマッチするように、パソコンとしては珍しい床置き、それも鏡面上のパネルのついた広い面(一般的なミニタワー型パソコンでいう側面)を前に向けた設置を前提としたデザインで設計されている。背面にはAV関連のコネクタや放熱のための通風口が配置され、こちらを壁に向けて設置するという仕組みだ。
付属のキーボートとマウスは、電波式のワイヤレスタイプとなっている。リモコンは赤外線方式だが、リモコン受光部は前面と右側面の2カ所に装備されているので、右側面を前に向けた普通のタワー型パソコン的な設置をしても、リモコンで問題なく操作できるというわけだ。
付属のタッチパッド付きワイヤレスキーボード。パームレスト部分はキーボードカバーにもなる。基本的にVAIO type Vシリーズなどと同様のもの。 |
タッチパッドの裏側には、タッチパッドの有効/無効を切り替えるスイッチがある。 | キーボード側面には、キーボードの電源スイッチがある。写真右上の銀色のボタンは本体のスタンバイスイッチ。 |
続いて次ページでは、type Xの根幹である“X3ビデオサーバー”と、統合AVソフト“Do VAIO”に組み込まれた“タイムマシンビュー”について見ていこう。