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【帰ってきた!「買う買う団」】低騒音のコンパクトシュレッダー『DS-3000 DESK PURSER』

2005年04月30日 21時23分更新

文● 編集部 小板謙次

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クレジットや電話料金の明細など、みなさんはどうしているだろうか? 各種番号が掲載されているこれらの紙を捨てられずに溜め込んでいる人はいないだろうか? 筆者の場合は、できるだけ細かく切り刻んでいたものだが、クレジットの明細なんかはとても怖くて、他のゴミと一緒に捨てる気にはなれなかった。結局どんどんたまっていくハメに。周りに聞くと、シュレッダーを買っている人が結構いた。会社の女性は、ある朝、自分のマンションの外にゴミを出しにいったら、ゴミ捨て場で何者かがゴミ袋をあさっており、「こりゃダメだ」と思ってシュレッダーを購入したそうだ。

というわけで筆者もさっそく量販店をのぞいてみた。今回はまず、PC関連製品ではなのだが紹介してみたい。

しかし、たかがシュレッダー、されどシュレッダーである。手動式で切り刻む格安のものから、大型のものまでさまざまな種類がならんでいる。店頭では、実際に紙を挿入して試すことができるものが揃っていたのは有難かった。いろいろ店頭で試した結果、購入のポイントが見えてきた。ひとつはほとんどが紙を切り刻むときの騒音が大きいということ。これにはまいった。想像以上のうるささに驚かされた。また、なかには文字が読み取れるものもあるということだ。電話番号がみごとに残っているものもあった。

『DS-3000 DESK PURSER』

悩んだ挙句、筆者が選んだのはカール事務器の『DS-3000 DESK PURSER』だ。サイズは234×155×180mm、重量は3.5kg。軽量とはいえないがコンパクトで、その名の通り机の上に置いても邪魔にならない。カットは、縦カットだけではなく横にもカットするクロスカットを採用しており、2×4.5mmに細断する。A5判普通紙をペーパー投入口に入れることが可能で、A4判などは2つ折にする必要がある。連続使用時間は最大3分となっている。細断速度は1分/2mとある。

なかに入れた10円玉からカットされた紙の細かさがわかるだろう
なかに入れた10円玉からカットされた紙の細かさがわかるだろう

店頭にならんでいたもののなかでは、クロスカットの細断の寸法と低騒音は圧倒的に他の製品に勝っているように思えた。

本体上部のペーパー投入口にはセンサーが付いており、紙を挿入すると自動的に細断を開始する。また、動作中または電源オン中に下に設けられたくず箱を引き出した場合には、センサーが反応して電源がオフなる。このため、細断した紙がもれる心配はない。くず箱のなかに一定量の細断屑がたまると自動的に停止する機能も兼ね備えている。また、これはまだ試していないが、マニュアルによると連続使用などでモーター内の温度は85℃を超えると自走的にモーターが停止するようになっているという。

価格は約1万円で、コンシューマー向けとしては多少高めだろう。しかし、細断の細かさと他の製品と比較した場合の低騒音は十分検討の余地があると思う。シュレッダーにかける書類は人によってさまざまだし、もっと低価格のもので太い細断寸法でも十分なケースもあるだろう。さらに言えば、騒音に対する感覚も人にとってさまざまだ。好みに合わせて検討していただきたい。

※筆者がこの製品を見つけたのは、ヨドバシカメラ新宿西口本店マルチメディア館だった。シュレッダーにうるさい某取締役にも教えたのだが、「なかった」との返事が最近返ってきた。残念ながら、私も他の量販店では確認していない。なお、後日談になるが、筆者はあまりにも硬い紙を無理やり挿入してしまい、カット口の端が詰まってしまった。これを取り除くために自分で分解して、やっとの思いで組み立てなおした。無理な挿入や変な角度での挿入はしないように注意しよう。

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