Commellから、LGA775に対応した初のMini-ITXマザーボード「LV-672」が登場した。Mini-ITX規格の製品としては、まさに最強モデルと呼ぶにふさわしいものとなっている。
今までに販売されたMini-ITX規格のマザーボードの中でも、比較的最新の機能を持っていたのがIBASE Technologyの「MB870」だ。チップセットに、VGA機能統合型のATI“RS300M(Mobility IGP9180+IXP150)”を搭載する製品で、FSB800MHz版のPentium 4に対応するというもの。そんな中登場した今回の「LV-672」は、前述の「MB870」をはるかにしのぐ存在と言っても過言ではないだろう。
「LV-672」が採用するチップセットは、VGA機能統合型の“i915G+ICH6R”。対応するCPUはLGA775版のPentium 4で、Pentium4 560(3.6GHz)まで搭載可能だ。拡張スロットは、最新のPCI Express×16を1本と、DDR2対応のDIMMを2本、マザー裏面にMini-PCIスロットを装備。オンボードインターフェイスは、チップ統合のVGA機能や“ICH6R”によるSerial ATA RAIDが4ポート、6チャンネルサウンド、IEEE1394、さらには“i82541”によるギガビットイーサネットが2ポートというもの。拡張スロットがPCI Express×16が1本のみと、さすがにサイズゆえの制限があるものの、その他オンボードインターフェイスは従来のATXやMicro ATXのマザーと比較しても見劣りはしない。
電源は24ピン仕様。付属品はマニュアルと専用バックパネル、IDEケーブル、Serial ATAケーブル(2本)、スリムタイプFDDケーブル、ドライバCD/FDDなどが付く。価格は高速電脳で4万8058円、T-ZONE.PC DIY SHOPで4万8800円と少々割高感はあるが、最強の最小PCを自作することも可能だろう。
付属品はマニュアルと専用バックパネル、IDEケーブル、Serial ATAケーブル(2本)、スリムタイプFDDケーブル、ドライバCD/FDDなどが付く | パッケージはお馴染み?のダンボール製。代理店はアイティーシーだ |