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ノーテルネットワークス、通信事業者向けの次世代マルチサービスエッジ“Multiservice Provider Edge 9000”を発表

2004年05月18日 00時00分更新

文● 編集部

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ノーテルネットワークス(株)は18日、通信事業者向けの新製品“Multiservice Provider Edge (MPE) 9000”を第4四半期から出荷すると発表した。

“Multiservice Provider Edge (MPE) 9000”
“Multiservice Provider Edge (MPE) 9000”

“Multiservice Provider Edge (MPE) 9000”は、同社が“次世代マルチサービスエッジ”と位置付ける新分野を開拓するために開発した製品群。通信事業者やサービスプロバイダー、CATV事業者のネットワークのエッジに導入し、IP/MPLS上で、各種のネットワークや異なる伝送方式を統合し、単一のネットワークを構築できるのが特徴。

“Multiservice Provider Edge (MPE) 9000”は、障害発生時に継続してルーティングが行なえる“Non-Stop Routing”や、ネットワークを稼働させたままソフトウェアをアップグレードできる“hitless software”を搭載し、ソフトのエラーがVPNユーザーに影響を与えないようにする機能により、IPネットワーク上の信頼性を99.999%に高めたという。ネットワークエッジのダウンタイムを音声ネットワークと同等の“1年で5分未満”。また、インテリジェントなQoS機能によりトラフィックに優先順序を付けるトラフィックマネージメントもサポートしており、通信事業者が強固なSLA(Service Level Agreement)を提供てきるとしている。そのほか、加入者の増加やサービスの拡充に対応する際に短時間で必要なだけネットワークの拡張が行なえる“pay as you grow”もサポートしているという。

“Multiservice Provider Edge (MPE) 9000”では、大規模通信事業者向けの『Multiservice Provider Edge 9500』と、中小規模の通信事業者や大企業のネットワーク向けの『Multiservice Provider Edge 9200』をラインアップする。MPE 9500は、40Gbps~80Gbpsのスループットを持ち、ラックマウント型で14U、MPE 9200は2.5Gbps~20Gbpsのスループットを持ち、5Uサイズとなる。

同社では、新製品により、EthernetやVPN、IP、ATMなどの技術を利用した新規サービスを、コストを抑えながら、従来より短い期間で提供できるようになるとしており、設備投資コストを60%、運用管理コストを40%削減できるとしている。

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