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NEC、ワイド液晶ディスプレー搭載のモバイルノートなど“LaVie”夏モデルを発表

2004年05月06日 12時19分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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SoundVu搭載ノートパソコン“LaVie S”に“AirTV”セットモデル登場

“VALUESTAR S”『VS700/9D』 “AirTV”が付属する“LaVie S”『LS500/9DT』
“LaVie S”『LS830/9D』“AirTV”が付属する“LaVie S”『LS500/9DT』

今年1月に女子プロテニスプレーヤーのマリア・シャラポワをCMに起用して話題になった、液晶前面パネルが振動することで発音するSoundVu搭載A4ノートパソコン“LaVie S”。新モデルでは筐体の塗装をメタリックに変更したほか、CPUやグラフィックスアクセラレーターを高速化し、有線&無線LAN対応TVチューナーユニット『AirTV powered by SmartVision』セットモデルも1機種用意しているのが特徴。なお、AirTVセットモデルはスペック的には最下位機種となる。

主なスペックは、CPUにPentium M-1.50GHz(上位機種)またはCeleron M-1.20GHz、チップセットはIntel 855PMを採用。メモリーはPC2700(DDR333)対応DDR SDRAM512MB(最上位機種、最大2GB)または同256MB(下位2機種)、HDDは約60GB(上位機種)または約40GBを搭載する。グラフィックスアクセラレーターはカナダATIテクノロジーズ社のATI MOBILITY RADEON 9600PRO(64MB)を利用。

内蔵液晶ディスプレーは、最上位機種が特別なメガネなどを使用せずに3D表示が可能な15インチ“スーパーシャインビュー3D”液晶パネルを採用。表示解像度と色数は1024×768ドット/約1677万色。中位機種はSXGA+(1400×1050ドット/約1677万色)表示の“スーパーシャインビューWX”液晶パネルを採用。これはIPS(In-Plane Switching)方式で、一般的なTN(Twisted Nematic)方式よりも広視野角を実現するという(視野角は非公開)。なお、WXはWide View Extensionの略。最下位機種はXGA(1024×768ドット/約1677万色)表示の“スーパーシャインビューWX”液晶パネルを採用する。

光ドライブは全機種共通でDVDマルチプラスドライブを内蔵。記録型DVDメディアすべてに対応し、書き込み・書き換え速度はDVD-R最大4倍速/DVD-RW最大2倍速/DVD-RAM最大2倍速/DVD+RW最大2.4倍速/DVD+R最大2.4倍速/CD-R最大16倍速/CD-RW最大8倍速。

通信機能は、IEEE 802.11a/b/g準拠の無線LAN機能、10/100/1000BASE-T準拠のEthernet機能、V.90準拠の56kbpsファクスモデムを搭載。拡張スロットは、PCカード(TypeII×1、CardBus対応)、メモリースティック(PRO対応)/SDメモリーカード(MMC対応)/xDピクチャーカードの3つに対応するメモリーカードスロットを装備。インターフェースはUSB 2.0×4/IEEE 1394×1/シリアル/パラレル/アナログRGB出力/S-Video出力/オーディオ入出力(光デジタル出力含む)/IrDA 1.1などを備える。

プレインストールOSはWindows XP Home Edition SP1。本体サイズと重量は、幅343×奥行き305×高さ52.7mm/約4.3kg(上位2機種)または約4.2kg。バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は約3.6時間(JEITA測定法v1.0、上位2機種)または約3.3時間。


バリエーション豊富なスタンダードA4ノートパソコン“LaVie L”

“LaVie L”『LL970/9D』
“LaVie L”『LL970/9D』

“LaVie L”シリーズは、Intel CPU搭載の上位4機種とAMD CPU搭載の下位2機種に大分できる。上位4機種のうち3機種で、今回新たに広色度域表現が可能な“スーパーシャインビューEX”液晶パネルを採用。これは、TVなどのNTSC信号で表現可能な全色域のうち72%を表現できるもので、同社では「液晶TVと同等の性能」という(一般的な液晶パネルの表示可能色域は45~50%程度)。さらにバックライト(蛍光管)を2本搭載して、高輝度(320cd/m2)を実現する。同社の説明では、「輝度向上によって、発色の鮮やかさも得られるが、300cd/m2以上では色度域の向上で差が出る。また、バッテリー駆動時などの低輝度利用でも、色度域が広いことで良好な発色が得られる」とのこと。なお、現在スーパーシャインビューEX液晶パネルはXGA表示(1024×768ドット/約1677万色表示)のみで、LaVie Lの最上位機種はSXGA+表示の“スーパーシャインビューWX”液晶パネルを採用する。

上位4機種の主なスペックは、CPUにPentium M-1.50GHz(上位2機種)またはCeleron M-1.20GHz、チップセットはATI MOBILITY RADEON 9100 IGP+IXP 150を採用。メモリーはPC2700(DDR333)対応デュアルチャネルDDR SDRAM512MB(最上位機種、最大1.2GB)または同256MB(下位3機種)、HDDは約80GB(最上位機種)または約60GBを搭載。グラフィックスアクセラレーターはチップセット内蔵機能(メインメモリーから最大128MBを共用)を利用する。

光ドライブは4機種共通でDVDマルチプラスドライブを内蔵。書き込み・書き換え速度はDVD-R最大4倍速/DVD-RW最大2倍速/DVD-RAM最大2倍速/DVD+RW最大2.4倍速/DVD+R最大2.4倍速/CD-R最大16倍速/CD-RW最大8倍速。

通信機能は、IEEE 802.11a/b/g準拠の無線LAN機能(最上位機種のみ)、および10/100BASE-TX準拠のEthernet機能、V.90準拠の56kbpsファクスモデムを搭載。拡張スロットは、PCカード(TypeII×2またはTypeIII×1、CardBus対応)、メモリースティック(PRO対応)/SDメモリーカード/xDピクチャーカードの3つに対応するメモリーカードスロットを装備。インターフェースはUSB 2.0×4/IEEE 1394×1/パラレル/アナログRGB出力/S-Video出力/オーディオ入出力(光デジタル出力含む)などを備える。

プレインストールOSはWindows XP Home Edition SP1。本体サイズと重量は、幅333×奥行き274.5×高さ39.8mm/約3.4kg(最上位機種)または約3.6kg。バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は約3.5時間(JEITA測定法v1.0、上位2機種)または約2.5時間(中位機種)、約3時間(最下位機種)。




“LaVie L”『LL500/9D』
“LaVie L”『LL500/9D』

下位2機種の主なスペックは、CPUにモバイルAthlon XP-M 2200+、チップセットは台湾Silicon Integrated Systems社のSiS740+SiS962Lを採用。メモリーはPC2100(DDR266)対応DDR SDRAM256MB(最大768MB)、HDDは約60GB(上位機種)または約40GBを搭載。グラフィックスアクセラレーターはチップセット内蔵機能(メインメモリーから最大64MBを共用)を利用する。内蔵液晶ディスプレーは、上位機種が15インチ、下位機種は14.1インチの“スーパーシャインビュー”液晶パネルを採用。表示解像度と色数は1024×768ドット/約1677万色。

光ドライブは上位機種がDVDマルチプラスドライブを内蔵。書き込み・書き換え速度はDVD-R最大4倍速/DVD-RW最大2倍速/DVD-RAM最大2倍速/DVD+RW最大2.4倍速/DVD+R最大2.4倍速/CD-R最大16倍速/CD-RW最大8倍速。下位機種はDVDマルチドライブで、書き込み・書き換え速度はDVD-R最大2倍速/DVD-RW等速/DVD-RAM最大2倍速/CD-R最大16倍速/CD-RW最大10倍速。

通信機能は、10/100BASE-TX準拠のEthernet機能、V.90準拠の56kbpsファクスモデムを搭載。拡張スロットはPCカード(TypeII×1、CardBus対応)を装備。インターフェースはUSB 2.0×3/IEEE 1394×1/アナログRGB出力/オーディオ入出力(光デジタル出力含む)などを備える。

プレインストールOSはWindows XP Home Edition SP1。本体サイズと重量は、幅330×奥行き268×高さ36.5(下位機種は35.0)mm/約3.2kg(上位機種)または約3.1kg。バッテリーはニッケル水素タイプで、駆動時間は約1.4時間(JEITA測定法v1.0)。



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