Endeavor NT2500
Endeavor NT2500
2004年01月24日 00時00分更新
文● アスキーPC Explorer編集部・宮内 裕行
エプソンダイレクト
15万9000円
(現在は後継機種「Endeavor NT2600」が発売中)
このレビュー記事は、アスキーPC Explorer 2003年8月号を転載したものです。現在「Endeavor NT2500」は販売完了しており、後継機種の「Endeavor NT2600」が発売されています。
『GOOD』
- デスクトップ代替機として、申し分も無駄もないスペック。
- 必要な機能をBTOで選択でき、コストパフォーマンスにも優れている。
『BAD』
- 高い発熱。
- USB×2は場所が左背面+互いにくっつきすぎな配置のため扱いにくい。
- 前面の音楽CD用ボタンがDVD鑑賞にも使えれば良かった。
|
---|
●【XGA表示の15インチ液晶】 DVD鑑賞やDV編集に十分な大きさの液晶モニタ。SXGA+表示に対応しないが、目にはやさしい。/●【職場で便利なフロッピードライブ】 3.5インチフロッピーディスクドライブを搭載。ほか、左側面にはセキュリティスロットもあり、ビジネスでも便利に使える。 |
画像が見付かりません EDlab.gif |
エプソンダイレクトの製品情報や購入情報は、「ASCII24 EPSONDIRECT Lab.」からご覧いただけます。画像をクリックするとASCII24 EPSONDIRECT Lab.に移動します。 |
エプソンダイレクトの「Endeavor NT」は、デスクトップ代替機として展開されるノートPCシリーズ。そのラインアップにFSB400MHzのCPU「Mobile Pentium 4-2.40GHz-M」を搭載するハイエンド機「NT2500」が新たに加わった。レビューしたのは、256MBのDDR SDRAMメモリとコンボドライブを搭載するモデル。このスペックで価格は16万円を切るという、抜群のコストパフォーマンスが魅力だ。
|
---|
●【起動しなくても音楽CDを再生】 前面の音楽CD用ボタンで、PC本体を起動することなく音楽CDを再生可能だ。PC起動中は、Windows Media Playerの操作をこのボタンで行える。 |
筐体は従来シリーズ同様、ダークブルーグレーのカラーリングで丸みを一切感じさせない剛健なデザインで、堅牢感も高い。キーボードやアームレスト部分は広々としており、剛性の高さとあいまって快適にタイピングできる。タッチパッド部分にはスクロールキーが配置され、こちらも使い心地は良い。フロッピーディスクドライブを内蔵し、Type IIのPCカードスロット、USB 2.0、IEEE1394(4ピン)をそれぞれ2つずつ装備。背面にはS-VIDEO出力端子も備えている。DVD再生ソフトやビデオ編集ソフトも同梱されるので、家庭でのDVDビデオ鑑賞、旅先でのDV編集、仕事のプレゼンなどにすぐ活用できる。
|
---|
●【コンボドライブ搭載】 右側面にスリムコンボドライブを搭載。DVD再生ソフト「WinDVD」やライティングソフトが同梱される。DV編集用のIEEE1394ポートも2つ装備。 |
動作音は静かだが、発熱が凄まじい。底面はともかく、ぬるからぬ熱がキーボードにまで伝わってくる。「ベッドに寝そべってインターネット」などの軟派な使用には向かない。バッテリも公称2.5時間しか持たないしCentrinoでもない。しかし、持ち運べるデスクトップとして徹底的に無駄を削ぎ落としてスペックとコストパフォーマンスを追求した本機は、プライベートとビジネスの両方で活躍してくれるだろう。
Endeavor NT2500の主なスペック |
CPU |
Mobile Pentium 4-2.40GHz-M |
メモリ |
256MB(DDR SDRAM)、最大1GB |
チップセット |
SiS650 |
モニタ |
15インチTFT液晶(1024×768ドット、1677万色) |
HDD |
30GB(Ultra ATA/100)、最大60GB |
ドライブ |
DVD-ROM読み込み8倍速、CD-R/RW読み込み24倍速/書き込み24倍速/書き換え24倍速、3.5インチフロッピードライブ |
通信 |
10BASE-T/100BASE-TX、モデム、赤外線 |
カードスロット |
TypeII×2(TypeIII×1対応、CardBus対応) |
インターフェイス |
USB 2.0×2、IEEE1394×2、デジタルオーディオ出力 |
バッテリ駆動時間 |
約2.5時間 |
サイズ |
326×267×49mm、約3.3kg |
OS |
Windows XP Home Edition |