文句のない基本スペック
基本システムは、インテル Pentium M プロセッサをベースとするプラットフォームで、チップセットはDDR333 SDRAM対応のIntel 855PM。ビデオチップにはATI MOBILITY RADEON 9600(ビデオメモリ64MB)を搭載しており、「FINAL FANTASY XI」などの3Dゲームも快適にプレイできるだけのポテンシャルを持つ。Pentium M-1.7GHz、メモリ512MB、HDD 80GBという評価機の構成で「FINAL FANTASY Official Benchmark 2」を動作させてみたところ、低解像度モードで4800前後、高解像度モードでも3300前後と、並みのデスクトップPCを軽く凌駕するスコアが得られた。これだけのスコアを出せるパソコンであれば、「FINAL FANTASY XI」を快適にプレイすることが可能。3Dゲームにノートパソコンは不向き、というのはもはや過去の考え方といってもいいかもしれない。
オプションとして外付けタイプのTVチューナーユニットも用意。本体のスペックそのものが高く、テレビ視聴に適した大型の液晶を搭載したNT7500 Proは、テレビ/ビデオ機能を使うのにもってこいのノートと言っていいだろう。 |
ワンランク上の快適さを提供するWSXGA+液晶
入力環境の完成度も高い
1680×1050ドットという非常に広い画面解像度は、複数のアプリケーションを同時に使う場合に威力を発揮する。また、アスペクト比16:9の映画などの映像を見るのにも最適だ。 |
内側2面にも外側と同様の塗装を採用。シルバーの電源ボタン周囲が青色LEDによるパワーランプになっているのはNT300などと同様。ピッチ19mm/ストローク3mmを確保するキーボードはたわみがほとんどなく、タイプ感も良好だ。 |
注目の価格はWindows XP Home Edition搭載の最小構成で14万8000円、性能をほぼ最速まで強化した評価機の構成でも24万8000円ときわめてリーズナブルになっている。また、スクウェア・エニックスのオンラインRPG「FINAL FANTASY XI」を快適にプレイできるカスタマイズを施したモデルとして、「NT7000Pro FAINAL FANTASY XI動作認定モデル」も用意される。こちらの最小スペックは、CPUがPentium M-1.40GHz、メモリーが512MB、HDDが60GB、光ドライブがCD-RW&DVD-ROMコンボドライブ、液晶ディスプレーが15.4インチWSXGA+液晶、OSがWindows XP Home Editionで、価格は17万2000円となる。
現在のところコストパフォーマンスの高さでは並ぶものが見当たらない。ハイスペックなノートパソコンの購入を考えているならぜひ検討対象に加えるべき存在だろう。
SPEC | |
製品名 | Endeavor NT7000Pro |
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CPU | Pentium M-1.40/1.50/1.60/1.70GHz から選択 |
チップセット | Intel 855PM |
メモリ | DDR SDRAM(PC2700)256~1024MB |
液晶/解像度 | 15.4インチワイド・1680×1050ドット/15インチ・1400×1050ドットのいずれかを選択 |
グラフィックス | ATI MOBILITY RADEON 9600 |
HDD | 40/60/80GBから選択 |
FDD | - |
光学ドライブ | DVD+RW/+Rドライブ、CD-RW&DVD-ROMコンボドライブまたはCD-ROMドライブから選択 |
スロット | PCカード(TypeII×1またはTypeI×1)、3in1(SDメモリーカード/メモリースティック/MMC) |
通信 | 10/100/1000BASE-T(IEEE802.11b/g対応の無線LANもBTOにより追加可能) |
I/O | USB 2.0×4、IEEE1394(4ピン)、S-Vdeo、アナログRGB、パラレル、ヘッドフォン、マイク |
バッテリ駆動時間 | 5.5時間 |
サイズ(W×D×H) | 354×273×44mm(最薄部38mm) |
重量 | 約3kg |
OS | Windows XP Home Edition、Windows XP Professional、Windows 2000から選択 |