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ソニー、“CLIE”『PEG-TJ25』を発表――手帳としての機能に特化したエントリーモデル

2003年10月02日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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ソニー(株)は2日、携帯情報端末“CLIE(クリエ)”の新製品として、『PEG-TJ25』を発表した。手帳としての機能に特化したエントリーモデルという位置付けで、これまで紙のシステム手帳を使っていたり、従来のCLIEでは機能が多すぎて使いこなせなかったりというPDA初心者層を主なターゲットとしている。25日の発売予定で、価格はオープンプライス。編集部による予想小売価格は、CLIEシリーズとしてはこれまでで最も低価格となる2万円前後。

PEG-TJ25 厚さ11.9mm
手帳としての機能に特化したPEG-TJ25厚さ11.9mmと、現在販売されているCLIEシリーズの中では最薄クラス

サイズは幅75.3×奥行き11.9×高さ110.1mmで、現在販売されているCLIEシリーズの中では最薄クラス。重さは約140g(スタイラス含む)。筐体にはアルミ素材を採用し、ボディーカラーは、“フロスティシルバー”“コスモブラック”“スノーホワイト”“ネオンブルー”“チリレッド”“フラミンゴピンク”の6種類が用意される。

フロスティシルバー コスモブラック スノーホワイト
フロスティシルバーコスモブラックスノーホワイト
ネオンブルー チリレッド フラミンゴピンク
ネオンブルーチリレッドフラミンゴピンク

PEG-TJ25は、Parm OS標準搭載のPIM機能(アドレス帳/スケジュール表/メモ帳/To Doリスト)、電卓機能、和英/英和辞書機能などを搭載する。別売の通信アダプター『PEGA-MA15』と携帯電話もしくはPHSなどがあれば、付属ソフトの『CLIE Mail Ver.2.1』を使ってメールの送受信も可能。対応する通信プロトコルは送信がSMTP、受信がPOP3。OSは、最新版の日本語版Palm OS 5(Ver.5.2.1)を搭載し、欧文手書き入力は、従来の『Graffiti』に代わり、『Graffiti 2』を採用している。Graffiti 2を採用するCLIEは、『PEG-UX50』に続き2台目。Graffiti 2は、入力スタイルが従来のGraffitiより覚えやすく、大文字/小文字の入力を入力位置で区別できるといった長所がある。ただし、従来のGraffitiとは互換性がないため、既存ユーザーは一部の文字の入力方法を覚え直す必要があるほか、“K”など、従来は1ストロークで入力できた文字が2ストロークとなるものもある。そのほか、Palm OS 5以上に対応するATOK連携の日本語手書き認識ソフト『Decuma Japanese(デクマ 手書き入力) ver.1.3』を標準で搭載し、Graffitiを使った入力に慣れない人でも直接日本語から文字が入力できる。また、カラーテーマ機能によって、画面の背景色を標準(ホワイト)のほか“カーニバル”“シルバー”“メトロポリス”“インディゴ”“チョコレート”から選べる。

CPUにARMコア(200MHz)のI.MXL アプリケーションプロセッサーを採用し、メモリーはDRAMを16MB(ユーザー使用可能領域11MB)/ROMを16MB搭載する。ディスプレーは、バックライト搭載の半透過型TFT液晶パネル(320×320ドット、6万5536色表示)。インターフェースはUSB、メモリースティックスロット(マジックゲート、メモリースティックPRO対応)、赤外線(IrDA)を備える。

メモリースティックスロット
メモリースティックスロット(マジックゲート、メモリースティックPRO対応)を装備

メニュー選択などの入力インターフェースとして、液晶ディスプレーの下中央に、CLIEシリーズでは初めて“センタージョグダイヤル”を装備し、右利きでも左利きでも変わらない使い勝手を実現した。センタージョグダイヤルの向かって右側にはTo Doボタンとメモ帳ボタン、左側にはアドレスボタンと予定表ボタンを配置し、設定したアプリケーションを起動できる。

電源はリチウムイオンポリマー充電池(内蔵)で、使用可能時間は1日約30分間PIMアプリケーションを利用した場合で約10日間。スタイラス、USBケーブル、ACアダプター、ソフトカバー、CD-ROMなどが付属する。

付属するPEG-TJ25向けアプリケーションは、以下のとおり。CLIE Mail Ver.2.1と『World Alarm Clock ver.1.1』は付属CD-ROMからインストールする。

  • センタージョグダイヤルで操作可能なCLIEオリジナルランチャーソフト『CLIE Launcher』
  • 日本語入力ソフト『ATOK for CLIE P200SOC』
  • データ整理・閲覧ソフト『CLIE Files ver.1.1』。UnZip機能を搭載し、本体メモリーとメモリースティックの間でのデータコピーや移動が可能
  • 付属のパソコン向けソフト『Data Export ver.1.0』と連携して、パソコン上のファイルをCLIEのメモリースティックに書き出したり、読み込むことが可能な『Data Import ver.1.1』(旧製品名:Memory Stick Import/Memory Stick Export)
  • ATOK連携の日本語手書き認識ソフトDecuma Japanese(デクマ 手書き入力) ver.1.3
  • 手書きメモソフト『CLIE Memo ver.1.2』
  • 静止画と手書きメモを一括して管理/表示できる『CLIE Viewer ver.1.2』
  • メールの送受信が行なえるCLIE Mail Ver.2.1。付属のパソコン用ソフト『CLIE Mail Conduit ver.1.2』と連携してパソコンで受信したメールをCLIEで閲覧したり、CLIEで作成したメールをHotSyncでパソコンから送信することも可能
  • 目覚まし時計機能対応の世界時計ソフトWorld Alarm Clock ver.1.1

付属するパソコン向けアプリケーションは、以下のとおり。

  • 同期機能“HotSync”によって、予定表/アドレス帳/To Do/メモ帳などのデータの同期をとり、パソコン上で参照/編集できる『CLIE Palm Desktop ver.4.1』
  • BMP/JPEG/TIFF/GIF/PNG/PGP(Picture Gear Pocket専用画像フォーマット)形式の静止画像をCLIE Viewer ver.1.2で閲覧可能なJPEG(DCF)形式に変換する画像変換ソフト『Image Converter ver.1.1』。MPEG-1形式などの動画もCLIE用Movie Player形式に変換できるが、PEG-TJ25は動画再生に対応していない
  • CLIEが付属するソフトCLIE Mail Ver.2.1と連携して、パソコンで受信したメールをCLIEで閲覧できるCLIE Mail Conduit ver.1.2
  • CLIEが内蔵するソフトData Import ver.1.1と連携して、パソコン上のファイルをCLIEのメモリースティックに書き出したり、読み込むことが可能な『Data Export ver.1.0』
  • 動画再生ソフト『Quick Time ver.5.0.2』
  • PDF閲覧ソフト『Adobe Reader Ver.5.1』

また同社はアクセサリーとして、USBクレードル『PEGA-UC55』(PEG-T/TG/SJ/Tシリーズで使用可能、予想小売価格5000円)、本皮のキャリングケース『PEGA-CA33』(ブルー/ブラウン/ホワイト/オレンジ/クリーム/ブラックの6色展開、予想小売価格5000円)、ベルトクリップ付きのキャリングケース『PEGA-CA23』(予想小売価格4000円)を同時に発売する。そのほか、ソニーマーケティング(株)が運営する直販サイト“ソニースタイル”では、PEG-TJ25購入者向けに、新光(株)の衣料セレクトショップ『ビームス(BEAMS)』のクリエイティブディレクター梶原由景氏と、フォトグラファー/ファッションディレクター高木康行氏がデザインしたオリジナルケースをそれぞれ販売する予定(デザインの詳細、発売時期/価格は未定)。

ブルー/ブラウン/ホワイト/オレンジ/クリーム/ブラック
本皮のPEGA-CA33は、ブルー/ブラウン/ホワイト/オレンジ/クリーム/ブラック(左から)の6色展開

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