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Changer KVMA-2

Changer KVMA-2

2003年09月22日 00時00分更新

文● 宇野 貴教

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Changer KVMA-2

コレガ

1万1800円

Changer KVMA-2
写真1 「Changer KVMA-2」本体と付属ケーブル(CD-ROMは大きさの比較用に置いたもの)。コンパクトなボディに加え、縦置き可能なため設置場所はほとんど取らない。

 Webサーバやファイルサーバ、仕事のサブマシンにネットワークゲームでの情報収集用マシンなど、メインユースとは別にもう1台のPCを同時稼働させているユーザーも多い。こうした複数のPCを同時運用する際に問題となるのが、キーボードやマウス、ディスプレイの確保と設置スペースである。ディスプレイは2系統入力の製品でカバーするとしても、キーボードとマウスを2セット用意すると机の上は入力デバイスだけで埋まってしまうし、いちいちマウスを持ち替えたりキーボードを移動する(体の向きを変える)というのはスマートさにかける。

 今回紹介するコレガのCPU切り換え器「Changer KVMA-2」は、こうした環境下において威力を発揮する、PC2台分のキーボード/マウス/ディスプレイを1組に集約させる便利なツールである。

2台分のデバイスを1組に!
オーディオ機能も切り換え可能

 Changer KVMA-2の本体サイズはシステム手帳とほぼ同等、タバコなら2.5箱分くらいとコンパクトにまとまっており、付属のスタンドで縦置き使用も可能だ。本製品ならではの特徴は、キーボード/マウス/ディスプレイに加え、オーディオ出力とマイク入力も同時に切り換えられることだ。つまり、片方のPCでゲームをプレイしながら、もう片方のPCでTVを録画しつつたまに見るというような使い方や、一方でオーディオ録音しながら、別のPCでボイスチャットという使い方も可能になる。その場合も、音声が2重にスピーカーから出力されて聞きづらい、なんてことはない。

前面の切り換えスイッチ 端子部分
写真2 前面の切り換えスイッチは内部にLEDがあり、選択中のPCのボタンが光る仕組みだ。切り換えはキーボードからでも可能。写真3 背面の端子部分。PCからの接続用専用端子が2つ、アナログRGB出力、オーディオとマイクが背面に用意される。

 各PCと切り換え器の接続は付属の専用ケーブルを使用する。このケーブルは全長1.8mで、切り換え器とは専用端子で接続し、PC側は途中からマウス、キーボード、ディスプレイなどの機能別ケーブルに分岐する。ディスプレイはアナログRGBのみでDVIには未対応、マウスとキーボードはPS/2端子となっている。PC1台分のケーブルが1本にまとめられていることに加え、ケーブルの長さにも余裕があるため接続は容易で、2台のPCが2mくらい離れていても問題なく接続できる。これに加えて本体がコンパクトなこともあり、設置はかなり融通が利くと言える。切り換え器本体にある出力端子は、前面にマウスとキーボード、背面にアナログRGB、オーディオ出力が用意され、マウスとキーボードはいずれもPS/2端子となっている。なお、電源はPCのPS/2キーボードから供給されるが、出力が弱い場合でも動作させるためのACアダプタがオプションで用意されている(ACアダプタ端子は背面)。

 デバイスの切り換えは本体前面の切り換えボタンを押すか、キーボードの「Ctrl」キーを2連続で押すと行われる。切り換えボタンにはLEDがついており、わき目で見ても現在使用中のPCが一目で識別できる仕組みだ。切り換え動作は文字通り“瞬時”に終わり、切り換え後のマウスとキーボードも即座に反応するなどレスポンスは良好である。オーディオは現在選択中のPCの音のみが再生され、2台分のPCの音を同時に再生することはできない。このほかにも切り換えを不可にする“切換ロック機能”、5秒おきに自動的に切り換える“オートスキャン機能”が装備されている。なお、オートスキャン機能の実行中は解除以外のキーボード操作ができず、もっぱら監視作業(モニタリング)専用の機能となっている。

Changer KVMA-2導入の“Before&After”
Changer KVMA-2導入の“Before&After”。Changer KVMA-2の導入前(左下)は、モニタを2台置くと普通の机では幅がいっぱいいっぱいで、キーボードとマウスをさらに2つずつ置くのは至難の技。こんな風にキーボードのひとつを立て掛けているケースも多いのでは? 対して、Changer KVMA-2の導入後(右上)。たとえ入力端子が1つしかなくてもモニタを1台で済ませられるほか、キーボードとマウス、オーディオ機能も、現在画面を表示しているPCに切り替えられるため、机が広々と使える。

 切り換え器本体のマウスとキーボード端子はPS/2(USBは動作保障外)だが、これにPS/2-USB変換端子をつけて動作するか試したところ、マウスのみが正常に動作した。最近はUSBキーボードも店頭に多く並び、これが利用できないのは残念なところだ。また、ディスプレイがアナログRGBのみでDVIが使えないのもユーザーによっては気になるかもしれない。これらを除けば、本機は切り換え直後の反応もよく2台のPCを利用しているユーザーには環境改善のための強い味方になってくれるだろう。希望小売価格が1万1800円と手頃なのもうれしい。

Changer mini
写真4 オーディオ機能は省略されたもののケーブルが直付けになって、よりコンパクトな「Changer mini」。

 なお、姉妹機としてPC4台接続用の「Changer KVMA-4」(2万600円)、オーディオとマイク切り換え器能を省きケーブルと切り換え器本体を直結にしたコンパクトタイプ「Changer mini」(ケーブル長1.2Mが7800円、1.8mが8900円)なども用意されている。環境と用途に合わせて選ぶとよいだろう。


Changer KVMA-2の主なスペック
製品名 Changer KVMA-2
対応機器:
ディスプレイ
最大解像度2048×1536ドット
キーボード PS/2キーボード(USBキーボードには未対応)
マウス PS/2マウス(USBマウスには未対応)
スピーカ&マイク ミニジャック接続のスピーカー・マイク
インターフェース:
パソコン側
専用コネクタ(20ピン)
コンソール側 ディスプレイ(ミニD-Sub15ピン)、PS/2キーボード、PS/2マウス、スピーカー用ステレオミニジャック、マイクミニジャック
付属ケーブル:
パソコン側
ディスプレイ(ミニD-Sub15ピン)、PS/2キーボード、PS/2マウス、スピーカー用ステレオミニプラグ、マイクミニプラグ(1.8m×2本付属)
Changer KVMA-2側 専用コネクタ
電源 パソコン用PS/2キーボード端子から供給(オプションのACアダプタ「AC03」も使用可能)
動作電圧 DC5V
消費電流 50mA(最大)
本体サイズ 28.6(W)×81.9(D)×142.2(H)mm
重量 540g

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