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NEC、多彩な声質をデザインできる音声合成エンジン『NuTalker-S』を開発

2003年08月08日 19時55分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本電気(株)は8日、多彩な声質をデザインできる音声合成エンジン『NuTalker-S』、およびデザインツールを開発したと発表した。

同エンジンは、声の高さや長さを変えても自然性を保てる音声合成方式“半音節波形編集合成方式”を採用している。また、人間の発話から抽出したパラメーターを用いた韻律制御“属性木構造クラスタリング”により、自然で滑らかなイントネーションを実現するという。さらに、必要メモリー容量(プログラム、データ、作業領域)を従来の1/10程度まで圧縮可能。また、同時開発のデザインツールは、発音記号レベルで編集できるほか、エコーやコーラス等の音響効果の利用が容易という。

これらの特徴により、合成音声による個性の表現が可能となり、より親しみやすい音声インターフェイスが実現できるという。従来のような任意文の読み上げ用途だけでなく、アナウンサーや俳優の音声を収録しなければならなかった用途でも音声合成を用いることが可能なほか、ユーザーが任意の合成音声でメールを読ませたり、ゲームなどでキャラクターにしゃべらせたりといったエンターテインメント性の高い用途でも利用できるとしている。

また同社は、多摩美術大学造形表現学科デザイン学科と協力し、同エンジンによる表現力の可能性を追求、同学科の3年生約30名が、同エンジンとデザインツールを利用して、さまざなま形態やキャラクターを持つロボットの音声をデザインし、音声合成の表現力と限界を検討したという。同社は今後も同大学と協力し、同エンジンおよびデザインツールの評価、その結果のフィードバックによる音質や表現力、使い勝手の向上を繰り返すことで、より自然で多彩な音声合成を開発していくとしている。

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