(株)リコーは17日、講演会やオフィスなどでのプレゼンテーションの映像、説明用スライドデータ、目次を組み合わせたウェブコンテンツを自動生成するソフト『MPMeister(エムピーマイスター)』の販売を18日に開始すると発表した。価格は98万円。
『MPMeister』で生成されたウェブコンテンツの例 |
『MPMeister』は、発表者用のノートパソコン(クライアント)、撮影側コンソール用ノートパソコン、デジタルビデオカメラなどを利用して、プレゼンテーションからウェブコンテンツを自動生成するためのソフト。パソコン同士は無線LANで接続し、コンソール用パソコンとビデオカメラはIEEE1394で接続する。撮影開始などの指示にはコンソール用パソコンを利用する。
60分程度のプレゼンテーションの場合、映像、スライド、目次を組み合わせたウェブコンテンツを1分程度で生成できるのが特徴。目次データはPowerPointの資料から自動抽出し、スライドのページ推移も、戻りやジャンプを含め、実際のプレゼンテーションでの推移と同じように再現する。時間の短いページを自動的にカットすることも可能。生成されたデータは、ストリーミング配信したり、CD/DVDに保存して再生したりできる。コンテンツ生成時に、タイトルや発表社名、日次などの情報を自動設定できるほか、概要や著作権表示などのコンテンツ管理に必要なデータを入力することもできる。動画/音声はMPEG-7に対応する。
対応OSは、Windows 2000 Professional(SP3)/XP SP1。対応アプリケーションは、RealNetworks Helix ProducerPlus、PowerPoint2002、RealOne Player、Internet Explorer 6.0など。