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日本HP、最新のAlphaプロセッサー“EV7”を搭載したサーバー3シリーズを発表

2003年01月21日 23時49分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は21日、最新の64bit Alphaプロセッサー『Alpha21364』(通称:EV7)を搭載した高速サーバー“hp AlphaServer(アルファサーバ)”の新シリーズとして、『hp AlphaServer ES47』『hp AlphaServer ES80』『hp AlphaServer GS1280』の3シリーズを発表した。販売と出荷の開始は、hp AlphaServer ES47と同 GS1280が1月下旬で、同 ES80が3月下旬。

『hp AlphaServer ES47』は2CPUから4CPUまで、『hp AlphaServer ES80』は2CPUから8CPUまで、『hp AlphaServer GS1280』は2CPUから16CPUまで(2003年中に最大64CPUまでサポート予定)の“SMP(Symmetric Multi Processing)”をサポートし、エントリーレベルからエンタープライズクラスまでに対応できる総合的なアプリケーション処理性能を持つのが特徴。従来製品のEV68プロセッサー搭載サーバーとアプリケーションレベルの互換性があるという。

EV7は、CPUコアにEV68プロセッサーを採用し、レベル2キャッシュメモリー、メモリーコントローラー、I/Oコントローラーをオンチップで搭載するほか、プロセッサー間通信(IP:Inter-processor Communication)を行なうためのルーターモジュールや、IPと同期を取る機能を搭載しており、従来のシステムに比べてメモリーバンド幅が5~32倍で、メモリーのレイテンシー(データ転送時の時間遅れ)も短縮されているという。1個のCPUでは、1150MHz動作時のSPECfp2000ベンチマークの結果が1482。SPECfp_rate2000ベンチマークでは274(16CPU構成)となるという。また、メモリーにはRAMBUSメモリーを採用した。システムアーキテクチャーには、CPUが最大4個の隣接するCPUと独立して通信を行なえる“スィッチレス・メッシュ・アーキテクチャ”を採用したという。これは、SMP構成の場合、CPU群が2次元平面状に格子状に配置され、網目のように接続されるようなトポロジーを採用したもので、メインメモリーとI/Oサブシステムも各CPUに直接接続される(※1)。CPUに搭載されているルーターはダイナミックルーティングに対応しており、CPUやCPUに接続されているメインメモリーへのアクセス経路の最適化や、CPU間リンクが切れた場合の迂回経路を利用するリンクの回復を行なえるという。

※1 4CPU以上のSMP構成では、2次元トーラス(ドーナツ状の外周面)にCPUが配置され、任意のCPU間の接続ルートを複数持った形のトポロジーとなる

『hp AlphaServer ES47』は、2CPUのタワー型と最大4CPU搭載可能なラックマウントシステムを提供し、メインメモリーはタワー型が最大8GB、ラックマウントシステムが最大16GB(2003年中に2倍まで拡張)で、メモリーバンド幅は毎秒42.8GB。I/O拡張スロットはタワー型が最大6、ラックマウントシステムが最大36スロットをサポートする。価格は、1.75MBのL2キャッシュメモリーを搭載したAlpha 21364-1000MHz×2、1GBのメモリー、36GBのHDDを内蔵し、OSにTru64 UNIX V5.1B無制限ユーザーライセンスが付属する構成で、851万6000円から。

『hp AlphaServer ES80』は、最大8CPUをサポートするラックマウント型ミッドレンジサーバー。メモリーは最大32GB(2003年中に2倍の64GBに対応)で、メモリーバンド幅は毎秒85.6GB。I/O拡張スロットは最大72スロットをサポートする。Alpha 21364-1000MHz×2、1GBのメモリー、36GBのHDDを内蔵し、OSにTru64 UNIX V5.1B無制限ユーザーライセンスが付属する。価格は未定。

『hp AlphaServer GS1280』は、モジュラー構造を採用したエンタープライズ向けサーバー。8CPUまでをサポートする“モデル8”と、16CPUまでサポートする“モデル16”を用意する。メインメモリーは最大64GB(2003年中に2倍の128GB)で、メモリーバンド幅は毎秒204.8GB。価格は、モデル8が、Alpha 21364-1150MHz×2、2GBのメモリー、36GBのHDDを搭載し、OSにTru64 UNIX V5.1B無制限ユーザーライセンスが付属する構成で、2857万5000円から。モデル16が、Alpha 21364-1150MHz×4、4GBのメモリー、36GBのHDD、Tru64 UNIX V5.1B無制限ユーザーライセンスの構成で、6321万9000円から。なお、3シリーズとも、OpenVMS V7.3-1ライセンス搭載モデルも用意する。

同社では、サーバーのプロセッサーを、段階的にItaniumプロセッサーに移行するロードマップを公開しているが、hp AlphaServerのサポートは最低でも2011年までは継続すると保証している。

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