米UnitedLinuxは、米Hewlett Packard、米IBM、米Intelと共同で、同社のディストリビューション『UnitedLinux V1.0』に“CGL 1.1”(Carrier Grade Linux)に準拠した機能を追加することを発表した。
“CGL 1.1”は、米OSDLが提唱している通信事業者向けLinuxのための機能要件。LSBやPOSIXに準拠すること、IPv6への対応、デバイスのホットスワップサポート、ウォッチドッグタイマーのサポート、カーネルデバッグ機能のサポート、ソフトリアルタイムサポートなどの機能要件が挙げられている。
米UnitedLinuxは、これらの機能を『UnitedLinux V1.0』に対するサービスパックとして2003年第1四半期に提供するとしている。これにより、通信キャリアは開発期間を短縮できるようになるとともに、低価格なIAベースのハードウェアで信頼性が高いサービスを提供することが可能になる。