凸版印刷(株)は20日、ウェブ上で顧客情報の多次元分析を可能にするASPサービス“MagicDice(マジックダイス)”を開発し、多数の顧客を抱えるフランチャイズチェーンなどの小売店やメーカー、金融機関などを対象に販売を開始したと発表した。
“MagicDice”は、企業ユーザーから受託した顧客情報をもとに、“年齢”“性別”“来店回数”などの多数の項目を持つ“キューブ”(中間ファイル)を設計・構築し、ウェブブラウザーから分析・閲覧できる環境をASP形式で提供するサービス。コグノス(株)のBI(Business Intelligence)ツール『PowerPlay(パワープレイ)』をベースに、同社のデータベースマーケティングのノウハウを付加している。
分析のための機能は、サマリー化されたデータを詳細なデータへ掘り下げる“ドリルダウン”や、データ集計の切り口を切り替える“スライス&ダイス”など。分析結果は、クロス集計表のほか円グラフや棒グラフなどで表示でき、CSV/PDF形式のファイルとして出力が可能となる。
価格は、データを月1回更新した場合で、初期費用が55万円から、月額費用が18万円から。なお、オプションで、データの受託・分析・レポート・提案を行なう同社の既存サービス“Ruppin'(ラッピン)”と連動してのサービス提供も可能となる。
