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トレンドマイクロ、2002年度ウイルス感染被害年間レポートを発表――今年は活動が多様化したワーム被害が長期間流行

2002年12月17日 21時13分更新

文● 編集部 矢島詩子

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トレンドマイクロ(株)は2002年度の日本国内におけるウイルス被害年間レポート(2002年1月1日~12月15日までのデータ)を発表した。

レポートによると、ウイルス感染の被害件数が最も多かったのは“WORM_KLEZ”(クレズ)の1万6683件。2位が“WORM_BADTRANS.B”(バッドドランスビー)の7231件、3位が“WORM_BUGBEAR.A”(バグベアーエー)の1790件(ウイルスの名称は同社製品での検出名)。

ウイルス感染被害年間レポート
ウイルス感染被害年間レポート 2002年度(出典:トレンドマイクロ)

2002年のウイルスの特徴として、“KLEZ”などのような活動が多様化したワームが長期間流行していたのが特徴。KLEZは4月から連続8ヵ月間、月別件数が連続1位だった。9月末に発見され、活動内容がクレズに似ている“BUGBEAR.A”も長期間流行の兆しを見せているという。

今後の傾向としては、Internet Explorerなどのセキュリティーホールを悪用した、メールの件名や本文を工夫して人の心理をつく“ソーシャルエンジニアリング的手法”をとったウイルスの増加が懸念されるという。

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