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九十九電機と石丸電気、米eMachinesの低価格パソコンを独占販売

2002年12月02日 17時15分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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九十九電機(株)は2日、米eMachines社と日本におけるeMachines製デスクトップパソコンの独占販売契約を結び、九十九電機、および九十九電機と資本/業務提携している石丸電気の店頭とインターネット通販で20日に発売すると発表した。

イーマシーンズ1
デスクトップパソコン『イーマシーンズ』シリーズ。4モデル発売されるが、いずれも本体デザインはほぼ同じ。ディスプレーは別売りとなっており、写真のディスプレーはツクモブランドの17インチTFTカラー液晶ディスプレー『J17SA1(BK)』(5万9800円、12月20日発売)

今回発売されるデスクトップパソコンは、『イーマシーンズ N1840』、『同 N1845』、『同 N2040』、『同 N4010』の4モデル。N1840はCPUにCeleron-1.8GHzを採用したモデルで、インテル845GLチップセットと128MBのメモリー(DDR SDRAM)、48倍速CD-ROMドライブを搭載し、OSはWindows XP Home Edition。N1845はN1840と同スペックでOSにWindows XP Professinalを採用したモデル。

N2040は、CPUにCeleron-2.0GHzを採用したモデルで、インテル845GLチップセットと128MBのメモリー(DDR SDRAM)、CD-R書き込み48倍速/CD-RW書き込み12倍速/CD読み込み48倍速のCD-R/RWドライブを搭載し、OSはWindows XP Home Edition。N4010は、CPUにPentium 4-2.0AGHZを採用したモデルで、インテル845Gチップセットと256MBのメモリー(DDR SDRAM)、CD-R書き込み48倍速/CD-RW書き込み12倍速/CD読み込み48倍速のCD-R/RWドライブおよび16倍速DVD-ROMドライブを搭載し、OSはWindows XP Home Editionとなっている。

イーマシーンズ2
CD-R/RWドライブとDVD-ROMドライブを搭載した『イーマシーンズ N4010』

N1840、N1845、N2040の3モデルは40GBのHDD(Ultra ATA/100)を、N4010は100GBのHDD(Ultra ATA/100)を搭載。また4モデルとも56kbpsモデム(V.92対応)を内蔵し、インターフェースは、USB 2.0×6(前面に2、背面に4)、シリアル、パラレル、PS/2×2(キーボード×1、マウス×1)、モデムコネクター、マイク入力、ヘッドホン出力、ライン入出力、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)。本体サイズは幅184×奥行き406×高さ359mm、重量は未発表。いずれもディスプレーは別売りとなる。

価格は、N1840が4万9800円、N1845が5万9800円、N2040が5万9800円、N4010が9万4800円。九十九電機の店舗16店と、石丸電気の店舗16店の計32店舗で販売される。発売日は20日で、九十九電機のウェブサイトでは本日から、九十九電機および石丸電気の店舗では明日から予約販売受付を開始するという。

また、eMachinesはカスタマーサポートに力を入れており、日本でもさまざまなサポートサービスを提供するという。電話での技術サポートは1年間無償で、6時から24時まで年中無休で対応する。購入後1年以降の技術サポートの電話は1回2500円で、電話サポートが3年間無償になる延長サービスプランも用意されている。

さらに、ユーザーが購入したパソコンに修理が必要な場合のサポートサービスとして、同社がユーザー宛に交換用パーツを宅配便で送り、ユーザー自身がパーツを交換できる“エンドユーザー交換可能パーツプログラム(EURPP)”、ユーザーが同社修理センターにパソコンを送付し修理してもらう“修理ディポ”、ユーザーがパソコンを購入した店舗に本体を持ち込んで修理してもらう“認定サービスセンター”が用意されている。いずれのサービスも1年間無償で提供される。

九十九電機代表取締役社長の鈴木淳一氏は、「イーマシーンズは高機能で低価格、さらに抜群のカスタマーケアを備えている。日本でも必ず成功するパソコンだと思う」と挨拶、またeMachinesプレジデント&CEOのWayne Inouye(ウェイン・イノウエ)氏は、「われわれは米国のリテール市場で第2位のプロバイダー(1位は米ヒューレット・パッカード社)。われわれは小売市場にフォーカスしており、小売に対しては自信を持っている」と語った。同社は今後も製品ラインナップを拡大したい以降で、2003年第1四半期にはCRTディスプレーを、同第2四半期にはノートパソコンを展開したいとしている。

ツクモ鈴木氏
九十九電機の鈴木氏

また同社は、九十九電機をパートナーに選んだ理由として、「九十九電機は日本の主要なパソコン小売業者であり、石丸ともパートナーシップを組むことで将来的には日本全国50店舗で展開できる。パートナーの条件は、パソコンビジネスに長い歴史を持ち、カスタマーサービスが充実していて、ロイヤルカスタマーがいること。九十九電機や石丸電気のカスタマーは、パソコンのバリューや品質を良く理解していると思う」と説明している。

イノウエ氏
eMachines社のInouye氏
CRT
参考出品されたeMachines社製CRTディスプレー

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