PC3200と言えばPC-800の32bitRIMMバージョン…そう思うのは早計のようだ。1枚のメモリで3.2GB/secを実現する Corsair“XMS3200”が登場した。
Corsair“XMS3200”の販売を開始したのはコムサテライト1号店および3号店。価格は2万4780円で容量は512MBとなっておりコストパフォーマンスの話をしたら全くもって高いメモリということになる。ちなみにPC3200の512MBの平均価格は2万円前後。しかしこのメモリ、DDR400(PC3200)として初めてCL=2というスペックをうたっている。従来のDDR400がCL=2.5であるため、たった0.5の違いだがベンチマークスコアを競うオーバークロッカーにとっては無視できない存在と言える。ちなみにCorsair社のニュースリリースによると、各スペックは以下のようになっている。
Memory bus speed | DDR 400MHz |
---|---|
CAS latency(CL) | 2 |
RAS precharge | 3 |
RAS-to-CAS delay | 3 |
メモリ速度を考える上でCLに次に気になるRAS to CASが3サイクルという点は残念だが、少なくても従来のメモリでは実現しなかったCL=2というだけでも興味をそそられるユーザーは多いかも知れない。この価格を高いと見るか、妥当だと見るかは考え方次第だろう。