KT333搭載マザーボード「7VJL」 |
マザーボードの詰め合わせ的な製品としては、先日「WinFast TwinForce2」がGeForce4 Ti4200ビデオカード「WinFast A250LE TD」とnForce 415Dマザーボード「WinFast K7N415DA」のセット売り商品として登場したばかりだが、今度はChintechが見た目も豪華なAPOGEEシリーズを投入してきた。
黒を基調としたパッケージにAPOGEEの文字が目立つ | 手提げパッケージの中身は2段重ねに |
ブラックをベースとした手提げパッケージの中身は、C-Mediaのサウンドチップ“CMI8738”を搭載したKT333搭載マザーボード「7VJL」、「Body Theater」と名付けられたヘッドフォンやUSB2.0ポート+MIC/Phoneジャックを装備した「CBOX」という3.5インチベイ用アダプタ、各種ドライバー他「Thiz Linux 6.0」「Value Pack 2002 software pack」(Norton AntiVirus、Adobe ActiveShare、Acrobat eBook Readerなど)などを収録した2枚組CD-ROMパッケージが同梱されている。その他に「ラウンドケーブル」がセットされている点も見逃せない。
C-Mediaのサウンドチップ“CMI8738”を搭載 | 各種ドライバやソフト、USBポートなどを搭載した3.5インチベイ用アダプタもデザインを統一したパッケージで同梱 | ハーネスで引き出すサウンドブラケットも同梱 | ||
USB2.0ポート+MIC/Phoneジャックを装備した「CBOX」 | 「Body Theater」と名付けられたヘッドフォン | 同梱ケーブルはラウンドケーブル |
ゴールドにメッキされたチップクーラーとコネクタの一部 |
濃いブラウンベースに着色されたマザーボード上には、DIMM×3、PCI×6、AGP×1があり、IDEコネクタとともに黄色に着色されている。さらに、マザーボードの中心に燦然と輝くチップクーラーやレガシーポートのコネクター部分がゴールド色にメッキされているあたりはこの製品のキーワードである「豪華さ」をアピールしているようだ。
ソフトウェアによるチューン機能「APOGEE Overclocking」 |
なお、気になるオーバークロック装備だが、FSB設定クロックはBIOS上から最高250MHzまで1MHzステップで、Vcoreは最高2.0Vまで0.05Vステップ、AGPは最高1.95Vまで、DIMMは最高2.95Vまでと操作要素は多いほうだろう。そして、詳細は不明ながらも「APOGEE Overclocking」というソフトウェアによるオーバークロック機能もある。これはいわばGigabyte製品などに見られる“EasyTune”と同様のものと思われるが、マニュアル見てみると、倍率、FSB設定といった基本項目からCPU温度、警告スクリーン、ファンスピードなどがモニタリング可能とある。
このような豪華詰め合わせマザーボードセット商品をChintechが発売するのは初めてで、KT333マザーボードの価格としては特に高額でもなく標準的。各社のKT333マザーボードが出揃った現時点(ある意味で次期KT400チップセットの登場を控えた今時とも言えるが)で少なくとも同梱されたアイテムを「オマケ」として考えた分だけ得した気分になることは、間違いなさそうだ。代理店によるとi845E搭載のPentium 4マザーやi845G搭載マザーも“APOGEE”シリーズとして登場予定となっているようだ。夕方入荷し販売を開始したのは高速電脳で1万4800円。
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