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NEC、中小規模のオフィス向けIPv6対応アクセスルーター『IX2010』を発売

2002年06月27日 20時55分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は27日、中小規模のオフィス向けのIPv6対応アクセスルーター“IX1000シリーズ”の上位機種として『IX2010』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は19万8000円。

『IX2010』
『IX2010』

『IX2010』は、転送レートが最大100MbpsのIPv6対応ルーターで、WANプロトコルとしてPPPoEをサポートしており、ADSLやFTTHサービスに対応する。ルーティングプロトコルはRIP/RIPv2、OSPFv2、RIPng(IPv6)をサポートする。IPsecによるセキュリティー対応しており、暗号化/復号化処理を高速化する新IPsecハードウェアエンジンを搭載する。IPパケットフィルタリング(静的/動的)に対応し、DHCPサーバー/クライアント/リレーエージェント、ProxyDNS、ProxyARP、SNTPクライアントなどの機能も搭載する。VLANは“IEEE802.1Q”のタギングをサポートする。TOS制御や4段階の優先制御、帯域制御などのQoS機能にも対応。管理プロトコルは、SNMP、SNMP MIB for IPv6 Generic、Telnet/Telnet6、TFTP/TFTP6などを利用できる。IPv4とIPv6の通信機能として、IPv4/IPv6のデュアルスタックに対応するほか、IPv6 over IPv6、IPv6 over IPv4、IPv4 over IPv6、IPv4 over IPv4などのトンネリング機能を利用可能。

インターフェースは10/100BASE-TX×2ポートを装備する。電源はAC100Vで消費電力は25W以下。本体サイズは幅210×奥行き297×高さ43mm、重量は約2.5kg。WAN/LANインターフェースカード用の拡張スロット装備しており、オプションモジュール『4P SW-HUBカード』を追加しして4ポートのスイッチングHub機能を追加できる。『4P SW-HUBカード』の価格は3万6000円。オプションソフトも用意されており、『冗長構成機能拡張ソフトウェアセット』が3万円、『IPsec高速化拡張ソフトウェアセット』が1万円。

IX1000シリーズの価格改定は、10/100BASE-TX×2ポートを装備する『IX1010』の価格を12万8000円から9万8000円に、10/100BASE-TX×2ポート+BRIを装備する『IX1020』を19万8000円から17万8000円に、10/100BASE-TX×3ポートを装備する『IX1050』を29万8000円から19万8000円に、それぞれ値下げする。また、10/100BASE-TX×2ポートを装備する『IX1011』をラインアップに追加する。価格は11万8000円。IX1011、IX1020、IX1050はオプションソフトを利用してIPsec処理の高速化が行なえる。

同社ではIX1000/2000シリーズ全体で年間3万台の販売を見込んでいるという。

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