東日本電信電話(株)は24日、加入者光ファイバーを利用してインターネットに接続する定額制サービス“Bフレッツ”に“FWAタイプ”を追加すると発表した。同日付けで総務大臣に契約約款の認可申請と料金の届け出を行なった。
“FWAタイプ”は、構内配管や共用スペースなどの問題で光ファイバーを利用できないなど、従来の“マンションタイプ”では対応できないビルやマンション向けに、26GHz帯の無線を利用する最大23Mbpsの“FWA(Fixed Wireless Access:加入者系無線アクセス)”システムを併用して提供するサービス。最大23Mbpsを同一のビル/マンション内で8ユーザー以上が共同利用するベストエフォート型で提供する。
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接続インターフェースは10/100BASE-TXで、プロトコルにはPPPoEを利用する。料金は月額利用料が8700円(接続可能端末数は5台)。初期費用は契約料が800円、工事費が2万円。提供エリアは、Bフレッツの“マンションタイプ”の提供エリアと同じで、ISPへの申し込みもマンションタイプとなる。9月2日にビルやマンションの管理組合などを対象として受け付けを開始し、準備が整い次第、サービスの提供を開始する。なお、同サービスでは、電柱などに設置するアンテナから見通せる場所に契約者局装置を設置できることが条件で、降雨などの天候により、品質が劣化することがあるとしている。