(株)フルークは18日、ネットワークの物理層とデータリンク層のテストを行なうためのネットワークテスター『LinkRunner(リンク・ランナー)』の販売と出荷を同日付けで開始すると発表した。価格は9万円の予定で、11月末までのキャンペーン期間は7万8000円で販売するとしている。
『LinkRunner』 |
『LinkRunner』は、回線スピードやデュプレックスの稼働状況、サービスのタイプ(Ethernet、Token Ring、Telcoなど)を識別できる“リンクテスト”、ネットワークケーブルの信号減衰量などが規定値以内であるか、配線状況が適切であるかをテストする“レングステスト”、キー・ネットワーク・リソースとの接続性やパソコンのネットワークカードの応答確認が行なえる“Pingテスト”の3種類のテストが行なえるのが特徴。ネットワークケーブルの追加や移動、破損などが起こった際に、ケーブルとデバイスの間の接続を確認するための“LinkPulse(リンクパルス)”機能も搭載する。
対応するネットワークは10/100BASE-TX。識別できるのは、10BASE-T/100BASE-TX(全二重/半二重)、Token Ring、Telco、ケーブルID、電源オフ(パソコン/Hub)、自動-MDIXポート、オートネゴシエーション、ストラップポートなど。ケーブルテストは、ケーブル長、開放(open)、短絡(short)、スプリット、ワイヤーマップ、交差、ストレートなどに対応する。ポートはRJ-45 LAN/ワイヤーマップを装備。
電源は単3アルカリ電池×2本。オプションでNiMHバッテリーと充電器を用意する(4時間充電で約20時間の連続使用が可能)。本体サイズは幅69.8×奥行き31.7×高さ95.2mm、重量は128g(バッテリー込み)。製品にはワイヤーマップアダプターが付属する。