(社)電信電話技術委員会は12日、名称を“社団法人情報通信技術委員会”(TTC:The Telecommunication Technology Comittee)に11日付けで変更したと発表した。英語名称と略号は従来通り。
TTCは、1985年10月に電気通信網の接続に関する標準の作成と普及のために設立され、ISDN技術を中心とした標準の作成を行なってきた。情報通信技術の発展に伴い、標準化の対象がPBX、赤外線通信、音声映像符号化、DSL、IP/VPN、IP電話などに拡大しており、今後、情報セキュリティーや次世代ネットワークなど、対応しなければならない標準化分野が多様化するのに合わせ、目的と事業内容を“情報通信ネットワークに係る標準の作成”などに変更。併せて名称を変更したもの。
また、TTCは11日付けで、“ユビキタスネットワーキングフォーラム”を設立することも発表した。同フォーラムは、ユビキタスネットワークの早期実現を図るために、研究開発/標準化、調査研究、関係機関との連絡調整、、情報の収集、普及啓蒙活動などを行ない、情報通信の健全な発展に寄与することを目的としている。会長には中央大学教授の斎藤忠夫氏が就任する。