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第1四半期の国内LAN機器の売上が1000億円を突破――ガートナー調べ

2002年06月13日 16時26分更新

文● 編集部

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ガートナー ジャパン(株)は13日、日本国内における2002年第1四半期のルーターとLANスイッチの売上金額が1062億円に達したと発表した。前年同期に対し29%、前期に対し35%の増加となった。

ルーターの売上は、前年同期比40%増の606億円となった。急増の要因として、エンタープライズネットワークの基幹部分を支えるセンタールーターの需要増加が挙げられる。ローエンドルーター分野では、ブロードバンドルーターが前年同期の16倍という急成長を遂げたが、従来のダイヤルアップルーターが49億円近く減少し、結果としてローエンド市場全体の伸びは低い水準に留まった。

LANスイッチの売上は、ハイエンドクラスの機器に対する需要が市場を牽引し、前年同期比17%増の456億円となった。特にレイヤー3スイッチやGigabitスイッチに対する需要が堅調に推移した。

ベンダーシェアでは、シスコシステムズ(株)が51%を獲得し1位を堅持したほか、13%の富士通(株)、6%のアライドテレシス(株)、5%のエクストリームネットワークス(株)、4%の(株)日立製作所が上位5位内を維持し、これら5社で市場全体の80%を占有した。

同社のアナリストである足立祐子氏は「第1四半期の売上増加は予算年度末による影響が大きく、第2四半期以降はペースダウンするだろう。需要は多岐にわたり、国内企業のネットワーク投資を特定製品分野で促進させる決定的な技術や機能、サービスが無いため、性能や技術面での優劣よりも販売力での優劣が市場シェアを決定する傾向にある。」と語った。

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