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外国人観光客用の“お買い物案内所兼インターネットカフェ”がアキバに誕生

2002年05月31日 20時50分更新

文● 小磯

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看板

 FIFAワールドカップの開幕にあわせるかのように、アキバを訪れる外国人観光客の数も、例年以上に多くなっている。そんな彼ら彼女らのアキバお買い物ツアーをサポートする“案内所兼インターネットカフェ”がオープンした。



サービス案内
メインサービスは観光案内とガイドだ

 「etown」と名付けられたこのショップは、アキバ初の外国人観光客向け私設案内所と有料の休憩スペースがセットになった空間だ。PCパーツから本体、家電、果てはアニメグッズまで、観光客の希望にあわせて、外国語に堪能な店員がいるかどうかも含めて無料で案内が受けられるほか、上のショップをはじめ、免税店や飲食店など、観光客が知りたい情報だけを掲載したショップの散策地図を有料でプリントアウトできるようになっている。また30分300円、以後10分ごと100円で利用できる休憩スペースは100Mbpsで接続された外国語版Windows/MacOSインストール済みのPCが使い放題となっており、電話も無料で利用可能。



店内 端末 サービス一覧
店内のようす。大画面テレビも用意されており、テレビやゲームも楽しめる動画チャット環境も用意されたPCやMacintoshが10台程度用意されている。飲み物は1本100円の自販機で購入可能サービス一覧と価格案内
Toll Free Phone 地図
告知ティッシュ
現在はスタッフが待ち行く外国人観光客に告知ティッシュを配布して知名度の向上に努めている

 現在のところ対応言語は英語のみだが、同店では「今後は中国語、韓国語のフォローも予定している」とのこと。現在のところ稼働しているサービスはショップ案内程度で、地図出力サービスも完全な状態ではないなどまだ準備不足の部分があるのは否めないが、今後は外国人向けの旅行代理店などと協力して、有料の秋葉原案内ツアーなど、サービスの拡充をはかっていくという。



etown

 日本を代表する観光地でありながら、地域密着型の外国人向け観光案内所がなかったのはむしろ不思議なほどで、etownの認知度が上がるにつれて外国人観光客の行動範囲は大きく広がりそう。駅前でちょっと写真を撮って、駅周辺の免税品店を回って終わりだった外国人観光客が、よりディープな場所まで散策するようなケースも今後は増えるかもしれない。ショップのジャンルに加え、国籍までもがいよいよ入り乱れるとなると、アキバのカオス的魅力はますます高まっていきそうだ。

 なお営業時間は10時~20時。W杯期間中は、試合終了まで営業する予定となっている。場所はラオックス ザ・コンピュータ館や秋月電子通商などが並ぶ通り、ノートPCなどを販売するダイナ・ミックスの2F。



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