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コンパック、小規模SAN向けの2Gbps対応ファイバーチャネルSANスイッチ3機種を発売

2002年05月13日 21時11分更新

文● 編集部

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コンパックコンピュータ(株)は13日、SAN市場向けのハードウェア製品群“StorageWorks by Compaq”に、2Gbpsの転送速度に対応したエントリー/ミッドレンジクラスのファイバーチャネルSANスイッチ『StorageWorksファイバチャネルSANスイッチ 2/8-EL』『同2/16-EL』『同2/16 II』と、エントリークラスのネットワークストレージルーター『StorageWorksネットワーク ストレージ ルータN1200』を追加したと発表した。6月中旬に順次出荷を開始する。価格は2/8-ELが125万円、2/16-ELが320万円、2/16 IIが670万円、N1200が110万円。

『ファイバチャネルSANスイッチ 2/8-EL』と『同2/16-EL』は、2Gbpsのファイバーチャネルポートを8ポートまたは16ポート搭載した1U(約4.4cm)サイズのファイバーチャネルSANスイッチ。最大4ポートを論理的に1ポートとして束ねる“トランキング機能”を利用することで、最大8Gbpsの転送速度が可能となる。既存の1Gbpsに対応したファイバーチャネル製品との混在や最大4台までのカスケード接続をサポートする。最大20台までのカスケード接続が可能になるアップグレードキットもオプションで提供する。価格は2/8-EL用が48万円、2/16-EL用が360万円。出荷時期は6月下旬。

『ファイバチャネルSANスイッチ2/16 II』は、『同2/16』の後継機種。1Uサイズのキャビネットに2Gbpsのファイバーチャネルポートを16ポート搭載するなど、2/16の基本機能と性能を継承する。新たにホットプラグ対応のリダンダント電源を装備し、価格は引き下げたという。

『ネットワーク ストレージ ルータN1200』は、2Gbpsのファイバーチャネルポート×1と、SCSIポート(LVD)×2を搭載した1Uサイズのストレージルーター。ウェブベースの管理ツールを搭載する。データのバックアップ時に、サーバーのCPUを使用せず、ルーターから直接テープドライブ装置に送信する“サーバレス バックアップ”機能をサポートする(ISV:Independent Software Venderによるソフトウェアサポートが必要。発売時には米コンピュータ・アソシエイツ(Computer Associates International)社の『ARCserve』の利用が可能)。

なお、Windows環境下でストレージの仮想化とスナップショットを作成するソフトウェアの最新版『SANworksバーチャル リプリケータ V3.0A ソフトウェアキット(英語版)』と、V2.0からV3.0Aへのアップグレードキットを6月中旬に出荷する。価格は3万円。別途V3.0のライセンスまたはV3.0のアップグレードライセンスが必要。

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