「5月2日発売 \23,800-」と、具体的なデビュー日や予価が予告された“i845E”チップセット搭載マザーボードの登場予告ポップが何の前触れもなくアキバの店頭に現れた。これは日本ギガ・バイトの代理店であるリンクスインターナショナルによるもので、現在のところ未発表のi845Eマザーボード「GA-8IEXP」の動作しないサンプルといっしょにコムサテライト3号店店頭で確認可能だ。近日中の登場が噂されるFSB 133MHz(Quad Pumped 533MHz)版Pentium 4に対応するi845E/G/GLチップセットを搭載するマザーボードはこれまでもいくつか店頭展示されているが、マザーボードベンダの正規代理店というある程度オフィシャルな立場からi845Eマザーボードの発売日について具体的な情報が公開されたのは今回がはじめて。
展示中のようす。正規代理店として5月2日発売を告知している |
今回発売予定とされているGA-8IEXPはGigabyte製i845Eマザーボードの中で最上位に位置する製品と見られており、実際にボード上にはVIA製のIEEE1394コントローラやPromise製のUltra ATA/133対応IDE RAIDコントローラ、Intel製のネットワークコントローラ、アナログ5.1ch出力/デジタル出力に対応するCreative製のサウンドチップがところ狭しと並べられているのが特徴だ。もちろん、i845EのICHであるICH4内蔵コントローラによってUSB2.0もサポートされる。
GA-8IEXP | ボードはまだサンプル。コードネーム“Brookdale-E”の文字も見える | もちろんICH4は“SECRET”だ |
i845E/G/GLマザーボードについてショップの担当者レベルでは「あの会社の製品がゴールデンウィーク中に出てきそう、いや出てこない…」と噂されていたが、こうして具体的な日付が指定された衝撃は決して小さくない。未発表の製品について発売予告するという、本来ならありえないことがどのような波紋を呼ぶのかは未知数だが、代理店の言葉どおりになるのであれば、来週中にも未発表のまま、FSB 533MHz版Pentium 4に対応し、USB2.0を標準でサポートするマザーボードが販売開始となるはずだ。なお、入荷量についても諸説あるが、27日現在の最新情報によると、ある程度まとまった数が店頭に並ぶ見込み。マザーボードが出てくるとなると、5月7日登場と言われるCPUに関してもどこかがフライング販売をするかもしれず、ゴールデンウィークはひょっとすると未発表の新製品ラッシュとなる可能性もある。
なお、TSUKUMO eX.ではAbit製のPentium 4用マザーボード「BD7II」の展示を開始している。発売時期は未定とされ、詳細は明らかになっていないが、おそらくi845E、もしくはi845Gチップセット搭載製品だろう |