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米SonicWALL、独自のセキュリティープロセッサー『CyberSentry』を搭載したファイアーウォール製品を発表

2002年04月11日 00時47分更新

文● 編集部 田口敏之

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中小企業や教育機関、政府機関などを中心に、ファイヤーウォール/VPN装置などを提供している米SonicWALL(ソニックウォール)社は10日、独自のセキュリティープロセッサー『CyberSentry(サイバーセントリー)』を搭載したファイアーウォール/VPN装置5製品を、4月下旬に発売すると発表した。併せて、日本オフィスの代表として後藤聖治氏が1日付で就任し、新体制のもとで秋以降に日本法人を設立すると発表した。

SonicWALLの日本オフィス代表に就任した後藤聖治氏SonicWALLの日本オフィス代表に就任した後藤聖治氏

説明会の冒頭で、後藤氏は、同氏の役割と3つのミッションについて説明した。同氏は「日本企業の経営陣は、セキュリティーに対する意識が希薄。セミナーなどを通して、セキュリティーの重要性などを啓蒙していく。また、秋以降に日本法人を設立し、ユーザーからの要求を直接くみ取ることで、これまで代理店(※1)経由で行なっていたユーザーサポートを充実させる。そして、従来のターゲットである中小企業だけでなく、今後はキャリアーやサービスプロバイダーが、弊社をチャネルとして活用するような体制を整えていきたい」と述べた。

※1 代理店は、(株)住友金属システムソリューションズ、丸紅ソリューション(株)、(株)フォーバルクリエーティブの3社。

SonicWALLの日本オフィスの開設は2000年9月で、従業員数は5名。SonicWALLのファイヤーウォール装置は、日本市場で約2万台のインストール実績を持っているという。後藤氏は「日本市場へ投入する製品は、マニュアルをはじめとして、ユーザーインターフェースやファームウェアなどの日本語化を徹底して行なう。日本の中小企業を対象として販売を行なうには、製品の使いやすさが第一に必要。それがアドバンテージとなっている」と語った。

SonicWALLのビジョン
SonicWALLのビジョン

また、日本における今後の販売戦略として、後藤氏は「ユーザーサポートを拡充させるだけでなく、パートナープログラムを充実させ、ユーザーに確実に手が届くようにする。また、ブロードバンド時代に備えて、あらゆる規模と種類のネットワークに適応する製品を提供する。ファイアーウォール/VPN装置だけでなく、分散して配置された装置を統合的に管理するシステムや、アンチウイルス、コンテンツフィルタリングソフトなども提供し、インターネットセキュリティーを360度カバーする、セキュリティープラットフォームになる」と述べた。

製品ラインアップ
ファイアーウォール/VPN製品のラインアップ

今回、日本市場に投入する製品は、CyberSentryを搭載したファイアーウォール/VPN装置『TELE3』『SOHO3』『PRO 100』『PRO 200』『PRO 300』の5製品。CyberSentryは、VPNの暗号化(3DES)のためのプロセッサー(ASIC)で、従来の5~10倍のスループットを可能にしているという。メモリー容量の増加によって、同時接続数が強化されているほか、シリアルポート経由でのシステム管理も可能となった。また、同社の統合管理システム『SonicWALL Global Management System』を導入すれば、これらの装置の一元遠隔管理が可能となる。さらに、ユーザーからの要求に応じて、コンテンツフィルタリングソフトや、アンチウイルスソフトなども提供する。

CyberSentry
CyberSentry

後藤氏は、同製品の特徴として「実際にサービスプロバイダーで実証実験を行なったところ、同時接続数が急激に増加しても、パフォーマンスが低下しないという評価を得た」と語った。各製品の詳細については以下の通り。

上段左からTELE3、PRO 100、PRO 200、PRO 300
上段左からTELE3、PRO 100、PRO 200、PRO 300
TELE3
対象:遠隔地のユーザー、在宅勤務者
ユーザー数:5名
同時接続数:6000
ファイアーウォールスループット:75Mbps
VPN暗号化機能:標準搭載
VPNトンネル数:5
3DES VPNスループット:20Mbps
価格:14万800円
SOHO3
対象:中小企業、支店・支社レベルのオフィス
ユーザー数:10または50
同時接続数:6000
ファイアーウォールスループット:75Mbps
VPN暗号化機能:オプション
VPNトンネル数:10
3DES VPNスループット:20Mbps
価格:15万7500円(10ユーザー)、32万3000円(50ユーザー)
PRO 100
対象:小規模の企業、公共機関
ユーザー数:無制限
同時接続数:6000
ファイアーウォールスループット:75Mbps
内蔵DMZポート:搭載
VPN暗号化機能:オプション
VPNトンネル数:50
3DES VPNスループット:20Mbps
価格:47万8000円
PRO 200
対象:中規模の企業、支店・支社レベルのオフィス
ユーザー数:無制限
同時接続数:3万
ファイアーウォールスループット:190Mbps
内蔵DMZポート:搭載
VPN暗号化機能:標準搭載
VPNトンネル数:500
3DES VPNスループット:25Mbps
価格:74万5000円
PRO 300
対象:大企業
ユーザー数:無制限
同時接続数:12万8000
ファイアーウォールスループット:190Mbps
内蔵DMZポート:搭載
VPN暗号化機能:標準搭載
VPNトンネル数:1000
3DES VPNスループット:45Mbps
価格:122万8000円
ネットワークの規模に応じた製品の位置づけ
ネットワークの規模に応じた製品の位置づけ

後藤氏は、今後の日本市場における売り上げの目標について「日本市場における売り上げは、全社の12~13%の15億円程度だったが、今年度は15%以上、20億円を超える売り上げを目指す」と述べた。また同氏は、「日本法人の設立に合わせ、従業員も現在の5名から10名へ増員する。私はこれまでの経験から、いかに情報産業がITに依存しているか、いかにセキュリティーが大切かという答えを得た。メーカーもディストリビューターも経験している知識を生かし、日本におけるシェアを拡大していきたい」と語った。

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