東日本電信電話(株)と西日本電信電話(株)は5日、ルーター機能を搭載したオフィス向けビジネスホンシステム『PACSIA(パクシア) II』を発売すると発表した。同製品は、ブロードバンドネットワーク接続の“フレッツ・ADSL”と“Bフレッツ ファミリータイプ”に対応したほか、コミュニケーション機能を強化したのが特徴。価格は主装置と漢字表示電話機3第の構成の場合、約37万円。NTT東日本が22日に、NTT西日本が8日に販売を開始する。
『PACSIA II』(主装置) |
『PACSIA II』は主装置と多機能電話機で構成されるオフィス向けビジネスホンシステム。主装置は、スイッチングHubを内蔵しており、LAN側に10/100BASE-TX×4ポートを装備する。WAN側はブロードバンドネットワーク(PPPoE)に対応し、電話回線はINSネット64に対応。アナログポートはLモードにも対応しており、7月にサービスを開始する予定の発信者名表示サービス“ネーム・ディスプレイ”にも対応する。主装置のサイズは幅300×奥行き200×高さ60mm、重量は約1.3kg。電源はAC100Vで、消費電力は40W。
システム構成図 |
ビジネスホンは、漢字表示や録音に対応した機器を用意する。電話機のサイズは幅185×奥行き227×高さ84mm、重量は約0.8kg。標準で付属する簡易CTIソフト『DESKPORT(デスクポート)』を利用してWindowsパソコンと多機能電話機を連動させることもできる。そのほか、ルーター機能や多機能電話機の設定をウェブブラウザーで行なう機能も搭載する。