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ThinkPad X23(2662-EFJ)

ThinkPad X23(2662-EFJ)

2002年04月23日 00時00分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・小林 久

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ThinkPad X23(2662-EFJ)

日本アイ・ビー・エム

オープンプライス(IBMダイレクト価格 26万4000円)

機能/スペック/携帯性のベストバランスを追求した、日本IBMのB5ファイルサイズノートに、Bluetooth搭載の新モデルが登場した。外観やスペック面での変更はほとんどないが、ThinkPad Xシリーズの集大成と言うべき、完成度の高い1台に仕上がっている。

システムとしての完成度が光る
本格派B5モバイル

 日本アイ・ビー・エムの本格B5モバイルノート「ThinkPad X」シリーズに、Windows XP Professionalをプリインストールした最新モデル「ThinkPad X23」が加わった。今回のモデルチェンジは基本スペックが同等の4モデル(表1)が追加されており、従来からの無線LAN(IEEE802.11b)対応モデルに加え、シリーズ初のBluetooth通信内蔵モデル(2662-EFJ)を用意したのが特徴となっている。

表1 X23シリーズに追加されたラインナップ
型番 実売価格 Bluetooth 無線LAN OS
2662-EFJ 26万4000円 × WinXP Pro
2662-E3J 26万4000円 × WinXP Pro
2662-EVJ 27万9000円 × Win2k Pro
2662-ESJ 26万4000円 × × Win2k Pro

図1 付属のBluetooth接続ユーティリティ。接続機器はExplorer風のツリー表示から簡単に選択することができる。
 Bluetoothのバージョンは現行では最も新しい1.1だ。ここ数カ月に発表された機器(=市場に出回っている大半のBluetoothデバイス)は、どれも1.1対応となっているが、1年以上前に発売された古めのBluetoothデバイスでは、1.0bや1.0bに一部修正を加えた1.0b+CEといった規格が採用されており、本機との接続ができない点は注意したい。初期のBluetooth対応PCでは、機器を認識し、接続するだけでも一苦労という印象だったが、本機に搭載されたBluetoothの設定ユーティリティでは、Explorer風のツリーウィンドウをたどって、通信範囲内にあるBluetooth機器を選択できるなど、操作は非常に簡便である(図1)。対応プロファイル(機器の利用形態に合わせ用意された追加仕様)に関しても、携帯電話を使ってダイアルアップ接続するための「Dial Up Networking Profile」や仮想的なシリアルポートを介して機器と接続する「Serial Port Profile」など、必要なものは一通り網羅されている。



写真1 縦に7段のキーを配置したThinkPad X23のキーボード。キーピッチ18.5mm、ストローク2.5mmを確保している。右上の「PageUp」キーの付近に、Bluetoothのオン/オフボタンが装備されている。
 スペックに関しては、CPUがMobile PentiumIII-M-800MHzから866MHzに、HDD容量が20GBから30GBに改善された以外は、従来機種(ThinkPad X22)と基本的に同等だ。標準搭載メモリは128MB(最大640MB)で、チップセットはi830MP、ビデオチップはMobility RADEON(ビデオメモリ8MB)という構成となる。ユーザビリティを損なわないピッチ18.5mm/ストローク2.5mmのキーボード(写真1)に加え、底面にマグネシウム合金、パームレストにCFRP素材、天面にチタン配合のCFRP素材マグネシウム合金という3種類の素材を使い分けた頑強なボディといった従来からの強みは本機でも健在だ。また、「ウルトラベースX2」を利用した高い拡張性やT/A/Rシリーズと共用できる豊富なオプションなど、システムとしての完成度の高さも他社のノートPCにはないIBMならではの特徴である(写真2)。



写真2 別売オプションの「ThinkPad ポート・リプリケーター」(価格1万4000円)。A4ノートのThinkPad AシリーズやTシリーズでも使用できる。ネットワークや電源ケーブルなどを差したままにできるので、会社のデスクと外出先の両方で使うユーザーには便利だ。
 外観に関してはほとんど変更がないため目新しさに欠けるという印象を持つかもしれない。しかし、静粛性が高い日立製の流体軸受けタイプのHDDを採用し、動作音が非常に低く抑えられている点や放熱用のヒートパイプの構造を変更することによる軽量化など、カタログには現れない地道な改良も加えられている。同じThinkPad Xシリーズでも2世代、3世代前の製品との間には明白な差がある。

 ThinkPad Xシリーズは、2000年8月に登場した「ThinkPad X20」以来、すでに1年半以上が経過している。ThinkPadのワールドワイドモデルの製品寿命を考えるとおそらく現行の形態ではほぼ最終形に近いモデルだが、その分完成度の高い1台に仕上がっている。


ThinkPad X23(2662-EFJ)の主なスペック
製品名 ThinkPad X23(2662-EFJ)
CPU Mobile PentiumIII-M-866MHz
メモリ 128MB
液晶 12.1インチTFT
解像度 1024×768ドット/フルカラー
HDD 30GB
CD-ROM 別売
通信 モデム&LAN&Bluetooth
サイズ 279.4(W)×226.8(D)×24.9~30.2(H)mm
重量 約1.68kg
OS Windows XP Professional
Officeアプリ

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