このページの本文へ

ThinkPad X22(2662-9DJ)

ThinkPad X22(2662-9DJ)

2002年01月11日 00時00分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・伊藤 有

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ThinkPad X22(2662-9DJ)

日本アイ・ビー・エム

オープンプライス

「ThinkPad X22(2662-9DJ)」は、TualatinコアのPentiumIII-M-800MHzを採用し、メインメモリをオンボードで128MB搭載、最大640MBまで拡張可能とするなど、現行機種の中でも最強クラスのスペックを備えている。

2次キャッシュ512KBの
PentiumIII-M-800MHzを採用

本体前面および背面。背面には、左からヘッドホンジャック、マイク入力、CFカードスロット、PCカードスロット、IEEE1394、その右隣がIrDAポートとなっている。なお、製品にはCFカードスロットにゴミなどの侵入を防ぐダミーカードが装着されているが、写真では撮影のため取り外している。
 B5ノート「X22シリーズ」の筐体は、実用的な12.1インチXGA液晶、打ちやすいフルピッチキーボードなどを装備する「X20X21」がベースとなっている。しかし、CPUをTualatinコア(2次キャッシュ512KB内蔵)のPentiumIII-M-800MHzに変更したことに伴い、最新のノートPC向けチップセット「i830MP」を採用したためマザーボードは完全新設計になっている。ビデオチップは、X21の「Rage Mobility-M」(4MB)の後継にあたる「Mobility RADEON」(8MB)に変更され、1024×768ドット/フルカラーでも3DMark2000をスムーズに動作させる(参考までにベンチマーク結果は2455 3Dmarks)など、3D描画性能は大きく向上している。つまり、外観はX21と共通でも中身はフルモデルチェンジされたわけだ。



本体左右側面。左側面(写真上)には、左から、電源端子、アナログRGBポート、USBポート、ライン入力、LANポート、モデムポート。なお、ACアダプタは48(W)×26(D)×102(H)mm、280g(すべて実測値)という比較的小型のものが付属する。
 本機は、最大11Mbpsで通信可能なIEEE802.11bの無線LANと、10BASE-T/100BASE-TXの有線LANの両方を搭載することが最大の特徴だ。さらに、PDAとの連携に便利なIrDAポート、および個人向けノートPCではほぼ標準装備となっているIEEE1394ポートが、従来のPCカードスロット(TypeII×1)、CFカードスロット(TypeII×1)などと並んで本体左側面に新設されたことにも注目だ。このほかのコネクタ類は、背面にVGA、LAN、モデム、モニタ上部に「Bluetoothモジュール」などを装着できる「ウルトラポート」、背面と右側面に各1基ずつUSBポートを設けている。もちろん、ブートも可能なCD-RW、コンボドライブなどを用途に応じて脱着できる、別売のドッキングステーション「ウルトラベースX2」も従来どおり利用できる。

 高速なCPUの採用などにより、消費電力はX21よりも増大しているが、バッテリ容量を従来の3600mAhから4000mAhに強化することで、カタログスペックで駆動時間4.4時間とX21の1割減にとどめている。バックライトを最低レベルに設定してワープロソフトを中心にバッテリのみ使用したところ、4時間を過ぎてもバッテリの残量には多少の余裕があり、カタログどおりの駆動時間を確保していた。バックライトを明るめにして使ったり、無線LANなどで通信しながらではこれより短くなりそうだが、大仰なセカンドバッテリを背負うこともなく、標準バッテリだけでこれだけの長時間駆動を実現するのは評価できる。ちなみにバックライトが最低レベルといっても、屋内ならば操作に支障がないギリギリの明るさが確保されており、モバイルで利用するなら十分に実用的だ。



底面のカバーをすべて外した。HDDパックはネジを1本外すだけで取り出し、交換が可能だ(ただし、メーカー未保証)。メモリスロットは144ピンのSO-DIMMモジュールを1枚装着でき、512MBモジュールを使って最大640MBまで増設できる。ただし、従来のPC100ではなく、PC133タイプとなるので注意。
 上位モデルになる本機種がWindows 2000とWindows 98 SEモデルしか用意されず、Windows XPモデルは無線LAN非搭載でPentiumIII-M-733MHzの下位機種のみというのは惜しまれるが、XP用のドライバは同社サイトから無償ダウンロード可能。さらにドライバの導入支援ユーティリティも用意されるため、その気になればXPも簡単にインストールできる。

 価格はオープンプライスで、IBMショッピング価格は26万9000円となっている(1月11日現在)。B5ノートPCの中心価格帯からすれば割高に感じられるかもしれないが、スペックの高さを見れば納得できる価格だ。メインマシン並みにバリバリ使える高性能なB5ノートPCを求めるなら、本機は間違いなくその最有力候補である。


ThinkPad X22(2662-9DJ)の主なスペック
製品名 ThinkPad X22(2662-9DJ)
メモリ 128MB(最大640MB)
液晶 12.1インチ
解像度 1024×768ドット/フルカラー
HDD 20GB
CD-ROM オプション
通信 モデム、LAN、無線LAN、IrDA
サイズ 279.4(W)×226.8(D)×24.9~30.2(H)mm
重量 1.68kg
OS Windows 2000 Professional

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン