このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

富士通、“FMV-DESKPOWER”と“FMV-BIBLO”シリーズの新製品を発表――無線LANとモバイルを強化

2002年01月17日 03時46分更新

文● 編集部 田口敏之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

“FMV-BIBLO”シリーズの製品ラインアップは、DVD-ROM&CD-R/RWのコンボドライブと、“i-Panel”を搭載する“ホームエンターテイメントノート”の“NE”シリーズ3モデル、CD-R/RW&DVD-ROMのコンボドライブを搭載する“オールインワンスタンダードノート”の“NB”シリーズ5機種、家庭内でもモバイル環境でも快適に使えるという“大画面スリムモバイルノート”の“MG”シリーズ3モデル。また、ワイヤレスLANモジュールを搭載した“エンターテイメントモバイルノート”の“LOOX T”2モデルと、“リアルモバイルノート”の“LOOX S”2モデルの、合計5機種15モデルとなっている。

各機種でそれぞれワイヤレスLANを内蔵するモデルを提供するほか、外出先からインターネットに接続できるAir H”IN モジュールを内蔵するモデルや、Bluetoothに対応したモデルなども用意する。

ホームエンターテイメントノート『FMV-BIBLO NE』シリーズ

『FMV-BIBLO NE9/1130M』
『FMV-BIBLO NE9/1130M』

『FMV-BIBLO NE』シリーズは、Mobile Pentium III-M-1.13GHzを搭載した『FMV-BIBLO NE9/1130M』と『FMV-BIBLO NE9/1130』、Mobile Pentium III-1GHzを搭載した『FMV-BIBLO NE9/1000』の3モデルで構成される。メモリースティック用とSDカード用のアダプターを標準で添付し、NE9/1130MとNE9/1130のディスプレーに、表面処理により表示をクリアーにしたLCD“スーパーファイン液晶”を採用したのが特徴。

3モデルとも、最大1024×768ドット、1677万色表示が可能な14.1インチ液晶ディスプレーを搭載する。また3モデルともメモリーは256MB(NE9/1130MとNE1130はPC133対応、NE9/1000はPC100対応)で、NE9/1130MとNE9/1130には40GB(Ultra DMA/100)、NE9/1000には30GB(Ultra DMA/33)のHDDを備える。DVD-ROM&CD-R/RWコンボドライブ(DVD-ROM読み込み/CD-R書き込み/CD-RW書き換え8倍速、CD-ROM読み出し24倍速)を搭載する。また、IEEE1394ポートや光デジタルインターフェースを備える。通信機能は、全モデルにLANポートとV.90に対応した56kbpsモデムを搭載し、さらにNE9/1130MはワイヤレスLANモジュール、NE9/1130はBluetoothモジュールを内蔵する。標準バッテリーはリチウムイオンで、駆動時間は、NE9/1000が約2.4時間、ほかの2モデルは約2.2時間。本体サイズは幅308×奥行き282×高さ44.8mmで、重さは約3.2kgとなっている。

オールインワンスタンダードノート『FMV-BIBLO NB』シリーズ

『FMV-BIBLO NB/1130H』
『FMV-BIBLO NB/1130H』

『FMV-BIBLO NB』シリーズは、Mobile Pentium III-M-1.13GHzを搭載した『FMV-BIBLO NB9/1130H』、Mobile Pentium III-1GHzを搭載した『FMV-BIBLO NB9/1000L』、Duron-950MHzを搭載した『FMV-BIBLO NB9/95L』と『FMV-BIBLO NB9/95』、Mobile Celeron-900MHzを搭載した『FMV-BIBLO NB9/90R』の5モデルで構成される。なおNB9/1000LとNB9/90Rのみ、OSにWindows XP Professionalを選択可能。

NB9/1130Hは、最大1400×1050ドット、約1677色表示が可能な15インチ液晶ディスプレーを搭載し、NB9/1000LとNB9/95Lは高輝度/低反射LCDを採用した15インチ液晶ディスプレーを搭載する。NB9/95とNB9/90Rは、14.1インチ液晶ディスプレーを搭載する。NB9/1130H以外の4モデルのディスプレーは、最大1024×768ドットで1677万色表示が可能。

NB9/1130Hは、256MB SDRAM(PC133対応)と40GBのHDD(Ultra DMA/100)を搭載する。NB9/1000L、NB9/95LとNB9/95、NB9/90Rの4機種は、256MB SDRAM(PC100対応)搭載し、HDDはNB9/1000Lが40GB(Ultra DMA/33)、NB9/95LとNB9/95が30GB(Ultra DMA/100)、NB9/90Rが30GB(Ultra DMA/33)を搭載している。

光ディスクドライブは、NB9/90RがCD-R/RWドライブ(CD-R書き込み/CD-RW書き換え8倍速、CD-ROM読み込み24倍速)を搭載し、ほかの4モデルはDVD-ROM&CD-R/RWコンボドライブ(DVD-ROM読み込み/CD-R書き込み/CD-RW書き換え8倍速、CD-ROM読み出し24倍速)を搭載する。また、LANポートと56kbpsモデム、IEEE1394ポートと光デジタルインターフェースを備える。

標準バッテリーはリチウムイオンで、駆動時間は、NB9/1000Lが約2.6時間、NB9/90Rが約2.5時間、NB9/1130HとNB9/95L、NB9/95が約2.3時間となっている。本体サイズは、NB9/1130H、NB9/1000LとNB9/95Lの3モデルが、幅325.5×奥行き282×44.8mm、重さは約3.3kg。NB9/95とNB9/90Rの本体サイズは幅308×奥行き268×高さ44.8mmで、重さはNB9/1130H、NB9/1000L、NB9/95Lは約3.3kg、そのほかは約3.2kgとなっている。

大画面スリムモバイルノート『FMV-BIBLO MG』シリーズ

『FMV-BIBLO MG9/850M』
『FMV-BIBLO MG9/850M』

『FMV-BIBLO MG』シリーズは、Mobile Pentium III-M-850MHzを搭載した『FMV-BIBLO MG9/850M』と『FMV-BIBLO MG9/850』、Mobile Celeron-850MHzを搭載した『FMV-BIBLO MG9/85C』の3モデルで構成される。MG9/850MはワイヤレスLANモジュールを内蔵し、他の2モデルはLANポートを搭載する。

3モデルとも、最大1024×768ドット、1677万色表示が可能な13.3インチ液晶ディスプレーを搭載し、着脱式のDVD-ROM&CD-R/RWコンボドライブ(DVD-ROM読み込み/CD-R書き込み/CD-RW書き換え8倍速、CD-ROM読み出し24倍速)を備える。コンボドライブを格納する“モバイルマルチベイ”には、オプションの増設バッテリーなどを装備できる。

メモリーは256MB(PC100対応SDRAM)、MG9/850MとMG9/850は40GB HDD(Ultra DMA/33)を、MG9/85Cは30GBのHDD(Ultra DMA/33)を搭載する。また、IEEE1394、Sビデオ、光デジタルなどのインターフェースを備えている。標準バッテリーはリチウムイオンで、駆動時間は、MG9/850が約4時間、MG9/850Mが約3.5時間、MG9/85Cが約3.2時間となっている。本体サイズは、MG9/850Mが幅293×奥行き236.5×高さ31.5mmで、重さは約1.97kg(コンボドライブ装着時)。MG9/850とMG9/85Cの本体サイズは幅293×奥行き236×高さ30.5で、重さは約1.96kg(コンボドライブ装着時)となっている。

エンターテイメントモバイルノート『FMV-BIBLO LOOX T』シリーズ

『FMV-BIBLO LOOX T9/80W』
『FMV-BIBLO LOOX T9/80W』

『FMV-BIBLO LOOX T』シリーズは、AirH”INモジュールを内蔵した『LOOX T9/80W』と、ワイヤレスLANモジュールを内蔵した『LOOX T9/80M』の2モデルで構成される。両モデルとも、LANポートおよび56kbps(V.90対応)モデムを搭載し、利用環境に応じて通信機能を選択できる。AirH”INモジュール内蔵モデルは、ディーディーアイポケット(株)のデータ通信サービス“AirH”(エアーエッジ)が利用できる。64kbps回線交換式/32kbpsパケット通信/フレックスチェンジ方式に対応している。

CPUにはCrusoe TM5600-800MHzを採用し、256MB SDRAM(PC133対応)、30GBのHDD(Ultra DMA/66)、“モバイルマルチベイ”に、着脱可能なDVD-ROM&CD-R/RWのコンボドライブ(DVD-ROM読み込み/CD-R書き込み/CD-RW書き換え8倍速、CD-ROM読み出し24倍速)を備え、最大1280×768ドット、約1677万色表示が可能な10.6インチのTFT液晶ディスプレーを搭載する。

またIEEE1394やUSB、光デジタルオーディオなどのインターフェースを備える。標準バッテリーはリチウムイオンで、稼働時間はT9/80Wが約3.5時間、T9/80Mが約3.3時間。標準バッテリーを装備し、モバイルマルチベイにオプションの増設バッテリーを装着した場合、T9/80Wは約10時間、T9/80Mは約9.5時間の稼働が可能となる。本体サイズは幅267×奥行き178×高さ36.5mm、重さは約1.5kg(コンボドライブ装着時)。

リアルモバイルノート『FMV-BIBLO LOOX S』シリーズ

『FMV-BIBLO LOOX S9/70W』
『FMV-BIBLO LOOX S9/70W』

『FMV-BIBLO LOOX S』シリーズは、AirH”INモジュールを内蔵した『LOOX S9/70W』と、LANポートを搭載した『LOOX S9/70』の2モデルで構成される。通信機能として、両モデルとも56kbpsモデム(V.90対応)を搭載している。AirH”INモジュールを内蔵したモデルは、“T”シリーズ同様“AirH””サービスを利用できる。またLOOX S9/70には、携帯電話接続用のUSBケーブルが付属するほか、親指シフトキーボードモデルを用意する。

CPUはCrusoe TM5500-700MHzで、256MB SDRAM(PC133対応)、30GBのHDD(Ultra DMA/66)、最大1024×600ドット、約1677万色表示が可能な8.9インチのTFT液晶ディスプレーを搭載する。標準バッテリーはリチウムウムイオンで、稼働時間はS9/70が約5時間、S9/70Wが約4.6時間、オプションの“バッテリパックL”で約10時間の稼働が可能。本体サイズは幅231×奥行き149.5×高さ26.5mm、重量はS9/70が約880kg、S9/70Wが約890kgとなっている。LOOX S9/70には、携帯電話接続用USBケーブルが付属する(親指シフトキーボードモデル除く)。

ワイヤレスブロードバンドルーターも同時発売

ワイヤレスブロードバンドルーター『FMWBR-101』
ワイヤレスブロードバンドルーター『FMWBR-101』

同社は同日付けで、ワイヤレスブロードバンドルーター『FMWBR-101』販売すると発表した。価格はオープン。

通信方式はIEEE802.11bを採用し、チャンネル数は1~14までの14チャンネル。10BASE-T対応のWANポート×1と、100BASE-TX/10BASE-T対応のLANポート×3を備える。セキュリティー機能としては、128bit WEPに対応しているほか、MACアドレスフィルタリングなどを備える。また、PPPoE機能、DHCPサーバー、NAT/IPマスカレード機能などを備える。設定は、パソコンのウェブブラウザーから行なえる。本体サイズは幅220×奥行き135×高さ32mmで、重さは約700g。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン