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掲示板群“1ch.tv”にDoS攻撃――警察は被害届を受理、本格捜査へ

2001年10月23日 09時22分更新

文● 編集部 中西祥智

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掲示板群“1ch.tv”を運営するバリュー・エクスチェンジ(株)は22日、DoS(Denial of Service)攻撃を受けたとして17日に警視庁に高井戸署に被害届を提出し、受理されたと発表した。

同社の清水康司代表取締役によると、5日に試験サービス開始後、不正なアクセスが多く、6日より閲覧のみで運用していた。その後、8日に1ch.tvを攻撃するツールが配布されていることが判明し、17日に被害届を提出することになったという。掲示板は、14日に運営を再開したが、0時以降は書込み禁止が続いていた。

清水氏によると、このツール『crack1ch.exe』を配布していたのは兵庫県に住む男性で、自分のホームページに外からは見えない形でツールをアップロードし、各所の掲示板上にそのアドレスを公開していた。ダウンロードして実行すると、最大で4Mbpsまでの利用可能な帯域を使用して、1ch.tvに意味のないパケットを送信し続けるという。8日から16日まで、1ch.tvは散発的に同ツールによる攻撃を受けた。攻撃の回数は、累計で20件程度だという。

23日0時現在、この男性のホームページにアクセスすると「個人的な事情により、プロバイダを止めることにしました。それに伴いまして、当HPは自動削除されるものと思われます。今までのご愛好ありがとうございました。」と表示される。1ch.tvを攻撃するツールもダウンロードできない。

清水氏は、米国ではDoS攻撃は犯罪として認知されているとし、被害届を警察が受理したことで、“偽計威力業務妨害”の容疑で本格的な捜査がなされると語る。

また、1ch.tv編集人の西和彦氏は、「問題は、1人で攻撃しているのではなく、ツールを配布しているため、攻撃が広がる可能性があることだ。対策を施さないと、大きな社会問題になる」と危惧している。

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