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イーペディア、汎用型ネットワーク電子図書館システム『ePedia』を発売

2001年09月05日 22時23分更新

文● 編集部

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(株)イーペディアは4日、汎用型ネットワーク電子図書館システム『ePedia(イーペディア)』を販売すると発表した。10月末に出荷する予定。『ePedia』は、電子図書館を運営するユーザーのサーバーに電子書籍コンテンツを置き、イントラネットやインターネットを経由して検索ビューワーで検索・参照するためのシステム。ライセンス管理とデータを格納するサーバー『ePediaサーバー』と、Javaを利用した無償配布のクライアントソフト『ePediaブラウザー』で構成される。XML/XSLをベースとしており、複数の辞書を組み合わせた検索や相互参照など、検索機能を強化したのが特徴。

このシステムは、(株)イニューシステムが岩波書店、大日本印刷(株)と共同開発し、1996年から販売している辞書サーバーシステム『こととい』と『ネットワークこととい』をベースに開発したという。

システムと電子書籍コンテンツは“利用ライセンス型式”で提供する。同社では、(株)岩波書店、(株)三省堂、(株)研究社など20社以上の協力を得ており、辞書を中心として初年度に50以上のコンテンツが発売されるとしている。ライセンス料は、標準的な5種類のコンテンツを5ライセンスずつ利用した場合に、初年度が90万円程度、以後1年あたり50万円程度。インターネットデータセンター(iDC)によるサービスでは、初年度72万円程度、以後60万円程度が追加される。販売は、(株)紀伊國屋書店などの代理店経由となり、販売開始3年後の目標として1200契約、年間24億円の売り上げを予定している。

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