(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントは18日、今秋発売のプレーステーション2用演奏型音楽アクションゲーム『Shake it Bravoes!(シェイク イット ブラボーズ!)』を利用したミニコンサートを開催した。
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『Shake it Bravoes!』の画面。プレイヤーの分身となる指揮者の少年が、街の音楽堂を復活させるために立ち上がる。画面中央に表示されているのがテンポナビ (c)Sony Computer Entertainment Inc. |
『Shake it Bravoes!』は、PS2用コントローラーの“アナログ入力”機能を利用し、プレイヤーが思い通りにゲーム画面上のオーケストラを指揮できるゲーム。“アナログ入力”は、プレイヤーがコントローラーのボタンを押す感触に反応する機能で、『Shake it Bravoes!』では、プレイヤーがボタンを押す強さ(強/中/弱)によって、リアルタイムにオーケストラの演奏のテンポ(拍子)、音の強弱が変化する。
例えば、ボタンを強く押すと、オーケストラはメロディーを力強く演奏し、ボタンを押すテンポを速めるとメロディーが速くなるなど、プレイヤーの操作によって旋律が変わっていく。
ゲーム画面上には、曲のテンポを表わすナビゲーション(三拍子の曲なら3つ、四拍子なら4つ)が表示され、プレイヤーはコントローラーを通じて、テンポ指示、強弱指示、オーケストラのパート指示を行なう。美しい旋律になれば“GOOD”、失敗すれば“BAD”状態となり、最高に美しい旋律を編み出すと“BRAVO(ブラボー)”となる。BAD状態が続くとステージをクリアできない。
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テンポナビが4つだと四拍子、5つだと五拍子となる。写真は五拍子の曲を演奏している画面。テンポナビの色は音の強さの目安で、赤が音量を大きく(ボタンを強く押す)、緑が中くらい、青が音量を小さく(弱く押す)となっている (c)Sony Computer Entertainment Inc. |
『Shake it Bravoes!』で演奏できる曲目は、『ハンガリー舞曲 第6番 ニ長調』、『魔法使いの弟子』、『動物の謝肉祭』より『フィナーレ』、『フィガロの結婚』、バレエ音楽『白鳥の湖』より『情景』など全34曲。また、盛り上がったBRAVO状態の演奏を続け、一定の条件をクリアすると、各ステージに隠された曲を演奏できるボーナスモードに入ることが可能。
発売は9月27日で、価格は5800円。
また、『Shake it Bravoes!』はシリーズ化され、11月にはベートーヴェン『交響曲第九番』やクリスマスの名曲を集めた『Shake it Bravoes! Christmas Edition』、2002年1月には『G線上のアリア』『新世界』『交響曲第5番 運命』などを収録した『Shake it Bravoes! Extra Edition』をそれぞれ発売すると言う。
本日のミニコンサートは、都内にある(株)ソニー・ミュージックエンタテインメントの音楽スタジオで、ほぼ完成版のROMを利用し行なわれた。
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ほぼ完成版に近いROMを利用した体験会も行なわれた。従来の音楽アクションゲームのように、音楽に合わせてコントローラーを操作するのではなく、自らがテンポを作り出し好きなように旋律を編み出せるといっても、あまりに調子はずれだと“BAD”状態になってしまう |
