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DiabloII:Lord of Destruction

DiabloII:Lord of Destruction

2001年07月03日 16時06分更新

文● 周防克弥

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DiabloII:Lord of Destruction

カプコン

4800円(英語版)
5800円(英語&日本語両対応版)

2000年7月に満を持して登場したネットワーク対応アクションRPG「DiabloII」の拡張セット「Lord of Destruction」が、ついに発売された。全クラスLV60まで鍛え上げて待ち構えていたマイキャラが、万全の体制で新ステージに乗り込む!

ついにDiabloもSVGA表示に対応!

act5へのポータル
act4をクリアしたらティラエルに話かけるとact5の舞台「ハロガス」へのポータルが開く。一番最初にしかティラエルの話が聞けないので聞き逃さないように要注意。ここでティラエルにもう一度話しかけると過去に死んだ傭兵を復活させてくれる。
 DiabloIIでは悪の3兄弟のうち「ディアブロ」「メフィスト」を倒したが、残りの1人「バール」がまだ生き残っている。この拡張セットLord of Destruction(LoD)は「バール」を倒すことが目的だ。なお、LoDは既に発売されている「DiabloII」の追加シナリオとして機能するもので、単体では動作しない。つまり、DiabloIIをすでにクリアしているモノが先に進むことのできる上級者向けゲームなのだ。
 DiabloIIでは大きく分けて4つのステージ「act1」~「act4」が用意されていたが、LoDをインストールすると5つめの新ステージ「act5」が追加される。物語はact4をクリアしたところから始まる。DiabloIIの最終ステージ「伏魔殿の砦」で天使「ティラエル」に話かけると新たな舞台「ハロガス」へのポータルが開きact5へと進むことが可能になる。
 兄弟を倒されたバールは、世界を支配できる石「ワールドストーン」を探して「バーバリアンアイランド」に向かい、その石が奉られた「アリート山」を目指している。バールの進行をくい止め、ワールドストーンを守るのがプレイヤーの目的だ。

 act5の舞台となる街「ハロガス」はバーバリアンたちの街で、彼らは彼らでバールをくい止めるべくフィールドのあちらこちらで戦闘を繰り広げている。たまにプレイヤーの戦闘の邪魔になるときもあるが、こちらの攻撃は彼らには当たらないので、安心して戦闘を満喫することができる。
 act5にも従来同様のクエストがあり、街の中から徐々に「アリート山」の山頂へと近づいていくシナリオになっている。クエストは全部で6つ用意され、捕らえられたバーバリアンの救出や、裏切り者に拉致された街の住民を助けたり、山の守護神と戦ったりと多彩で、道中もなかなか楽しめる。クエストをクリアすると様々な報酬が用意されており、好きなアイテムを“ソケットアイテム”(武器や防具に特殊能力を付加できる仕組み)にしたり、オリジナルの名前を付けることが可能だ。

 ゲームの難易度は極端に高いわけではなく、従来のDiabloIIをクリアしていればそれほど詰まることなくゲームは進行するハズ。ただし、一番最初のフィールドに“直接攻撃に強い”モンスターがいたり、途中の洞窟には“魔法を使えば使うほどライフを消費する呪い”をかけてくるモンスターや、倒しても倒しても起きあがってくる、まさに“アンデッド”なモンスターなど、一筋縄ではいかない敵も多く存在する。モンスターも一新され、最終ボスの「バール」のいる場所にたどり着くまで、多くの新規モンスターが登場する。
 1作目のDiabloをプレイしたことのある人なら懐かしい「サキュバス」や、突進してきて爆発する俗称「爆弾くん」など手強いモンスターも多い。



VGAサイズとSVGAサイズ画面サイズが640×480から800×600対応になった。act5ではモンスターが投石機を使い見えない場所から魔法攻撃してくるので、広い範囲が見えると戦いやすい。

 拡張パックではシステムにも改良が加わった。一番大きな改良点は従来VGA(640×480ドット)のみだった画面サイズがSVGA(800×600ドット)に対応したこと。画面を広く見渡すことができ、戦いを有利に進めることが可能になった。また、荷物の収納に使う「個人用の収納箱」のサイズが2倍になったのも見逃せないポイントだ。ゲームを進めていると“使わないけどとっておきたくなるアイテム”が多数集まってくる。いままでの収納箱では入りきらずに泣く泣く売り払っていた希少なアイテムも、余裕で保管しておけるようになった。

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