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ステレオ対応格安TVチューナ&MPEG2キャプチャカード「Cyber TV II」

2001年06月22日 23時38分更新

文● 小磯

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パッケージ

 1万円を切るエントリー向けテレビチューナ&MPEG2キャプチャカードにまた新たな選択肢が現れた。SIGMACOM製「Cyber TV II」は、豊富な機能のほか、初心者向けの配慮が目を引く製品だ。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPとUSER'S SIDE本店で9800円。



Cyber TV II

 ソフトウェアMPEG2エンコードを行うため、ハードウェアはかなりシンプル。廉価なテレビチューナ&MPEG2キャプチャカードでは定番となっているConexant製のビデオエンコーダ兼デコーダ“FUSION 878A”を搭載し、テレビチューナには、テレビ最大69チャンネルに加えてCATV最大125チャンネルまで対応するLG製を採用している。うれしいのは、安価であるにも関わらずステレオ/音声多重に対応していること。独Micronas製のMSP(Multistandard Sound Processors:テレビ音声用サウンドプロセッサ)“3425G”が搭載されている。
 インターフェイスはコンポジット、音声、アンテナの各入力端子と音声出力端子。S端子は装備していない。また、赤外線リモコンによる操作が可能で、ブラケット部にはリモコン受光部用入力端子も装備している。



同梱品
同梱のリモコン(左)と各種ケーブルなど(右)。リモコン上の表記は日本語化されているが、リモコン受光部の表記はハングルになっている。このあたりはご愛敬?
マニュアル
日本語マニュアルはていねいな作りだ

 また、ていねいな作りの日本語マニュアルが付属。ハードウェアのセットアップに始まり、テレビチューナの使用法、そしてタイムシフト再生に対応した付属のビデオキャプチャ&編集ソフト「PowerVCR II 3.0」を使ったビデオキャプチャの手順までが分かりやすく解説されており、はじめてキャプチャを始める人でも簡単に取り組めるようになっている。
 ただし、一方でビットレートやフレームレート、解像度の詳細設定についての説明はほとんどなく、どの程度細かく設定できるかを知るには実際に使ってみるほかない。この点には注意が必要だ。



【取材協力】

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