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凸版と米E Ink、カラー電子ペーパーの開発で提携

2001年05月31日 19時06分更新

文● 編集部

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フラットパネルディスプレー向けカラーフィルターを提供する凸版印刷(株)と、ペーパーライクディスプレー用電子インク技術を開発する米E Ink(イー・インク)社は30日、カラー電子ペーパーの開発で提携すると発表した。

デモを行なった“カラー電子インクディスプレイ”
デモを行なった“カラー電子インクディスプレイ”。E Inkのディスプレー技術と凸版のカラーフィルター技術でカラー化した

これにより、凸版印刷はE Inkに対して500万ドル(約6億円)を出資する。凸版印刷は同出資と共同開発への見返りとして、電子ペーパー用カラーフィルターの世界市場での独占製造権を一定期間獲得して供給する。さらに両社は、フレキシブルカラーフィルターやフレキシブルディスプレーなどのプロジェクト、また電子POPや屋内表示媒体の共同市場開拓でも協力する。

E Ink社のペーパーライクディスプレー
E Ink社のペーパーライクディスプレー。曲げることもできる
単色の電子インクの拡大写真
単色の電子インクの拡大写真
電子インクの粒子とディスプレーの構造
電子インクの粒子とディスプレーの構造。インク粒子の色素の付いた部分を帯電させてあり、電圧をかけることでインク粒子がくるっと回転して色が変わる

E Inkの電子インクと凸版印刷のカラーフィルターにより、携帯機器用ディスプレーの高画質カラー化と低消費電力化の両方が可能になるという。このようなカラー電子インクディスプレーでは、紙と同様に、コントラストや色調が変わらないため、射光角度や作業位置を微調整しなくても、暗がりから太陽の下まで幅広い照明条件で画面が見やすいという。さらに電子インクは、電源切断後も静止画像を画面上に残せるので、バッテリー寿命が延びる。厚さや重さも、従来の液晶ディスプレーに比べて20~50パーセント減らすことができると予想されている。

なお、E Inkでは、電子インクディスプレーは2003年に、カラー電子インクディスプレイーはその翌年に商品化を見込んでいる。

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