(株)アイマスジャパンは9日、電子メールを利用したコミュニケーション&マーケティングツール『iMAS Enterprise V3.0』を発表、関係者向けに説明会を行なった。
アイマスジャパンは、韓国iMAS社の日本法人として2000年10月23日に設立された会社で、iMAS Enterprise V3.0が日本国内で発売する初めての製品となる。
説明を行なうアイマスジャパン代表取締役社長の劉明鎬氏 |
iMAS Enterprise V3.0は、100万規模でメール配信が可能な電子メールコミュニケーション&マーケティング(eCRM)製品。対応OSはWindows 2000/NT4.0およびUNIXで、ウェブブラウザーベースで利用できる。対応データベースは、Oracle、IBM DB2、Informix、Microsoft SQL Server、Sybase。
デザインテンプレートを利用したメール作成機能やスケジュール機能を搭載しており、アンケート調査やニュースレター、顧客の購入製品配送確認メッセージといった電子メールを作成し、エンドユーザーごとに配信できる。
また、エンドユーザーのHTMLメール開封時間やメールを読んでいる時間、メール内のURLリンクをクリックしたかどうか、といったエンドユーザーの動向をリアルタイムに自動検出し、結果をメール配信側にレポートできる。
同社は、金融業や小売業、製造業、通信事業などマーケティングが必要なすべての企業ユーザーを対象に、iMAS Enterprise V3.0を提供するとしている。
iMAS Enterprise V3.0はシステムベンダー経由で販売される。同社は現在システムベンダー各社と話を進めており、契約が完了したシステムベンダーから順次製品が販売されるという。価格は800万円から。
同社代表取締役社長の劉明鎬(ユウミョンホ)氏は、「日本法人を設立後、6ヵ月かけて市場調査とマーケット準備を行なった。eCRM製品についての日本での反応は、インフラが整っていない、通信費用が高い、メールが普及していないといったものもあったが、価値観が多様化した現在において、取引先や顧客、社員などとのコミュニケーションはますます重要となる。われわれはメールコミュニケーションの市場を開きマーケットに新しい提案を行なう。韓国の優れた技術と日本の素晴らしい応用能力をミックスし、日韓で最も成功した企業となりたい」と語った。
なお同社は、iMAS Enterprise V3.0に続き、フロントエンドのコミュニケーションプラットフォーム製品『Novitas(ノビタス)』を今夏リリースする予定という。