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松下、AVノートPC“人”と“Let'snote”トラックボール搭載モデルを発表

2001年05月08日 17時04分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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松下電器産業(株)は8日、AVノートPC“人(ヒト)”シリーズの新製品『CF-X1FR』と『CF-X1FM』、およびノートPC“Let'snote”のB5サイズ新製品『CF-B5FR』を発表した。

DVD-ROMとCD-R/RWのコンボドライブを搭載した『CF-X1FR』と『CF-X1FM』

人シリーズ2機種は、DVD-ROMとCD-R/RWの一体型ドライブを装備している。DVD-RAMの再生も可能で、DVD-RAM読み込み2倍速、DVD-ROM読み込み8倍速、CD-R書き込み8倍速、CD-RW書き込み4倍速、CD-ROM読み込み24倍速、となっている。

人シリーズ新機種
“人(ヒト)”シリーズの新製品『CF-X1FR』および『CF-X1FM』。両機種ともデザインは同じ。既存機種と比べると、ジョグホイールボタンやAVボタンのカラーリングなどが変更されている

また、オリジナルソフトとして、デジタルカメラなどで撮影した画像を利用してスライドショーなどを作成できるソフト『画贈屋さん2』や、映像コミュニケーションソフト『DV@Talk』を搭載する。

画贈屋さん2は、デジタルカメラの画像を直接取り込み、スライドショーを作成、CDやビデオ作品にできるソフト。3Dアニメーションが約20種類用意されており、スライドショーの先頭にアニメーション効果を追加できる。さらに、取り込んだ画像にタイトルとコメントを付けて電子メールに添付し送信できる“メールボタン”も備えている。

DV@Talkは、デジタルビデオカメラを利用してインターネット経由でテレビ電話のように相手の顔を見ながら通話できるソフト。デジタルビデオカメラをPCに接続して自分の顔を映し、通話したい相手にインターネット経由でアクセスすると、相手のDV@Talk画面には自分の顔が、自分のDV@Talk画面には相手の顔が表示され、デジタルビデオカメラのマイク部分に向かって話すと、音声がPCスピーカーから聞こえる。このようなリアルタイム動画通信のほか、静止画写真やキャラクター画像をビデオ映像の代わりに送信する静止画通信、文字チャットなども可能。

DV@Talkは、ソフト単体でのパッケージ販売も行なわれており、価格は6800円。ウェブサイトから無償ダウンロード可能な『DV@Talk SP』も用意されており、通信相手が人シリーズを持っていなくてもこの無償版を利用して通話が可能となる。ただし製品版との通信専用ソフトのため、DV@Talk SP同士では通信できない。

本体キーボード部の上には“AVボタン”を装備する。このAVボタンを押すと、“デジタルビデオの映像を活用”“DVDビデオを鑑賞”といった用途別メニューが表示され、ジョグホイールでメニューを選択しクリックすると、関連アプリケーションが起動するようになっている。またエプソンとキヤノンのプリンタードライバーをあらかじめ搭載しており、プリンターを接続するだけでドライバーが自動的にインストールされる。

ハイグレードモデルの『CF-X1FR』は、CPUにIntel SpeedSteoテクノロジ対応モバイルPentium III-800MHzを採用、30GBのHDD(Ultra ATA)を搭載する。スタンダードモデルの『CF-X1FM』は、CPUにIntel SpeedSteoテクノロジ対応モバイルPentium III-700MHzを採用、20GBのHDD(Ultra ATA)を搭載する。

両機種とも、メモリーは64MB(SDRAM)で、チップセットはIntel 440ZX AGPset、グラフィックスアクセラレーターはカナダのATIテクノロジーズ社のRAGE Mobility-M1、ビデオメモリーは8MB。14.1型のTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1600万色)を装備、液晶AI搭載のビジュアルブライト液晶(動画や静止画表示時にバックライト輝度や映像信号を自動調整して、明るい部分はクリアに、暗い部分は黒浮きを抑えて暗く表示し、映像の色を自然色で再現可能)を採用している。

ポインティングデバイスは光学式トラックボール(直径16mm)とジョグホイール。内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)、PCカードスロットはTypeII×2またはTypeIII×1(CardBus対応)、SDメモリーカード/マルチメディアカードスロットも装備する。インターフェースはUSB×2、シリアル、パラレル、外部ディスプレー出力、i.LINK(S400)×2、S映像出力、モデム用モジュラージャック、マイク入力、オーディオ出力、ライン入力、光オーディオ出力、携帯電話およびPHS電話接続用ワイヤレスコムポート。

OSはWindows Meで、Microsoft Office XP Personalがプレインストールされている。バッテリー駆動時間は2時間20分。本体サイズは幅310×奥行き286×高さ40mm、重量は3kg。

5月25日発売で、価格はオープンプライス。推定小売価格は、CF-X1FRが28万円前後、CF-X1FMが25万円前後。

トラックボール搭載Let'snoteにWindows 2000 Professionalモデルが登場

Let'snote『CF-B5FR』は、既存のトラックボールを搭載したB5ファイルサイズモデル『CF-B5ER』のマイナーチェンジモデル。CF-B5ERがWindows Meモデルであるのに対し、今回のCF-B5FRはOSにWindows 2000 Professionalを採用している。またCPUにIntel SpeedStepテクノロジ対応モバイルPentium III-700MHzを採用、30GBのHDD(Ultra ATA)を搭載する。

Let'snote新機種
“Let'snote”のB5サイズ新製品『CF-B5FR』。本体デザインは既存機種と同じ

メモリーは64MB(SDRAM)で、チップセットはIntel 440MX PCIset、グラフィックスアクセラレーターはカナダのATIテクノロジーズ社のRAGE Mobility-M1、ビデオメモリーは8MB。10.4型ポリシリコンTFT液晶ディスプレー(1024×768ドット/1600万色)を装備する。

ポインティングデバイスは光学式トラックボール(直径16mm)。内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)、PCカードスロットはTypeI/TypeII×2またはTypeIII×1(CardBus対応)。インターフェースはUSB×2、シリアル、パラレル、外部ディスプレー出力、i.LINK(S400)×2、モデム用モジュラージャック、マイク入力、100BASE-TX/10BASE-T対応LANアダプター、オーディオ出力携帯電話およびPHS電話接続用ワイヤレスコムポート。

バッテリー駆動時間は3時間。本体サイズは幅255×奥行き206×高さ33.4mm、重量は1.53kg。5月19日発売で、価格はオープンプライス、推定小売価格は25万円前後。

なお、CF-X1FR、CF-X1FM、CF-B5FRとも、同社が実施する“Microsoft Windows XP有償アップグレードキャンペーン”の対象機種となっている。Microsoft Windows XP有償アップグレードキャンペーンの詳細は、6月1日に同社ホームページ上で紹介するという。

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