このページの本文へ

アドビ、モーショングラフィックスツール『After Effects 5.0 日本語版』を発売

2001年04月23日 10時56分更新

文● 編集部 桑本美鈴

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アドビシステムズ(株)は23日、モーショングラフィックス/ビジュアルエフェクトツールの最新版『Adobe After Effects 5.0 日本語版』を5月18日に発売すると発表した。

Adobe After Effects 5.0パッケージ
『Adobe After Effects 5.0』のパッケージ

After Effects 5.0の製品ラインナップは、スタンダード版の『Adobe After Effects 5.0 日本語版』と、プロフェッショナル向け機能を搭載した『Adobe After Effects 5.0 日本語版 ProVersion』の2種類が用意されている。

After Effects 5.0は、新たに3D合成機能を搭載し、単一コンポジション内で2Dと3Dのレイヤーを混在させることが可能となった。3Dコンポジションの表示方法は、前面/背面/上/下/左/右の視点とアクティブカメラ、カスタムビューが用意されている。3D空間に必要なだけライトを設置し、それぞれのライトのプロパティ調整や陰影の特性などを設定できる。さらに空間内に複数のカメラも定義でき、被写体を撮影しているかのような効果を付けられる。

3D空間に配置するカメラの設定画面
3D空間に配置するカメラの設定画面

また、2Dや3D空間で階層別にレイヤーをアニメ化できる“ペアレントコントロール”(親子関係の定義)を搭載、レイヤーを親子定義することで、親レイヤーの動きが変化すると、子レイヤーも同時に動くようになる。

“エクスプレッション”は、ひとつのレイヤーにあるプロパティを利用して、別レイヤーのプロパティを制御できる機能で、例えばあるレイヤーが10度回転するたびに別レイヤーの不透明度が20%下がるといった設定を行なえる。エクスプレッションの構文はJavaScriptを利用しているため、ユーザーがJavaScriptでオリジナルのエクスプレッションを作成することも可能。

After Effects 5.0のコンポジションウインドウ画面
After Effects 5.0のコンポジションウインドウ画面

エフェクトもいくつか追加された。爆発時の破片をシミュレートする“シャター”、あるポイントから放射状に反復しながら広がっていくシェイプをシミュレートできる“電波”、オブジェクトのエッジをカジノ風に光らせる“ベガス”、カラースタイルを調整できる“コロラマ”、フラクタルパターンをアニメ化できる“フラクタル”などが用意されている。さらにProVersionは、レンズのゆがみを修正/追加できる“レンズ修正”、フラクタルベースのイメージやテクスチャーを生成できる“フラクタルノイズ”、対象オブジェクトだけを背景から容易に抽出できる“インナー/アウターキー”も搭載している。

また、前バージョンでは、フレームをメモリー内に保存またはキャッシュする際、フレームの再レンダリングが必要となった場合はそのつどすべてのキャッシュを無効にしていたが、5.0ではひとつのキーフレームを変更した場合、変更フレームとそれに隣接するフレームの間でキャッシュされたフレームのみ無効になるようになっている。これによりメモリーを効率的に利用できる。さらに、コンポジション内でエレメントを移動、回転したときにレイヤーの状態結果を表示する“ダイナミックプレビュー”も備えている。

他のアドビ製品とも連携しており、Illustrator 9.0の透明度設定やレイヤーモード、PDFファイルをサポートするほか、Photoshop 6.0のベクトルマスクにも対応している。またPremiere 6.0のプロジェクトファイルの読み込みが可能。

出力オプションとして、Macromedia FlashとMP3に対応。またFlashやQuickTimeを出力する際にタイムラインウインドウでマーカーを設定しURLリンクを貼ることも可能。さらにProVersionは16bit/チャンネルカラーをサポートしている。

さらにProVersionのみに搭載される機能として“ベクトルペイントツール”がある。素材に直接影響を与えず、フレーム間のストロークをペイントしたり、ペイントするストロークの形を指定したりできるツールだ。

製品はMacintosh版とWindows版があり、対応OSは、Mac OS 9.0.4/9.1、Mac OS X Classic、およびWindows 98/Me/2000。価格はオープンプライス。アドビストア価格は、After Effects 5.0が9万8000円、After Effects 5.0 ProVersionが19万8000円。

また同社は、After Effects 5.0と、Premiere 6.0、Photoshop 6.0、Illustrator 9.0をセットにした統合パッケージ製品『Adobe Digital Video Collection 日本語版』、およびAfter Effects 5.0、Premiere 6.0、GoLive 5.0、LiveMotionをセットにした統合パッケージ製品『Adobe Streaming Media Collection 日本語版』をそれぞれ6月1日に発売する。価格はオープンプライスで、推定小売価格はDigital Video Collectionが19万8000円、Streaming Media Collectionが17万8000円。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン