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今度はRADEON VE/LE対抗? GeForce2 MX 200/400搭載カードが店頭に並ぶ

2001年03月16日 20時19分更新

文● 小磯

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GeForce2 MX 200/400

 Nvidiaが米国時間6日に発表した新グラフィックチップ(GPU)“GeForce2 MX 200”ならびに“GeForce2 MX 400”を搭載するInnoVISION製ビデオカード「TORNADO GeForce2 MX 200」「TORNADO GeForce2 MX 400」がいくつかのショップに入荷し、販売が始まっている。Nvidiaのニュースリリースでは4月以降に登場するとされていた両製品だが、発表からわずか10日でアキバに現れた計算だ。



「TORNADO GeForce2 MX 400」

 GeForce2 MX 200/400は、基本的には“GeForce2 MXファミリの新作”という位置づけのチップ。GeForce2 MXはメモリインターフェイスに64bit SDRAM/128bit SDRAM/64bit DDR SDRAMを選択できるのに対し、GeForce2 MX 200は64bit SDRAMのみに対応。また、GeForce2 MX 400は128bit SDRAM/64bit DDR SDRAMに対応する。従来のGeForce2 MXカードの製品ラインナップが多角的になりすぎたため、徹底的な低価格路線(GeForce2 MX 200)と、バリュー&パフォーマンス路線(GeForce2 MX 400)にラインナップを仕切り直そうという意図なのだろう。GeForce2 MXカードに真正面からぶつかってきたATIの「RADEON VE/LE」に価格とパフォーマンスの両方で迎え撃とうとしているのかもしれない。
 なお、現行のGeForce2 MXチップが市場から消えるのか、これまでどおり販売され続けるのかは不明。しかし、現行のGeForce2 MXカードの多くはGeForce2 MX 200と同じ仕様なのを考えると、行く行くはGeForce2 MX 200へ統合されるのではないかと推測される。



「TORNADO GeForce2 MX 200」
TORNADO GeForce2 MX 200のパッケージ

 そういった背景を持つGeForce2 MX 200/400だけに、今回登場となったInnoVISION製の2製品はほとんど従来製品と違いがない。TORNADO GeForce2 MX 200こそ、これまでより小さな新パッケージで廉価感を感じさせているがTORNADO GeForce2 MX 400はパッケージに貼られているシールでしか従来製品との違いを判別できない状態だ。非常に紛らわしいが、名前(型番)で混乱しないようにしたいところ。基本的にはこれまでのGeForce2 MXカードと同じと捉え、実際のスペックで判断してほしい。
 ちなみに、16日現在入荷が確認できているショップでは、TORNADO GeForce2 MX 200がAGP版、TORNADO GeForce2 MX 400がPCI版となっており、“200”のPCI版ならびに“400”のAGP版は近日入荷予定となっている。



MX 400
GeForce2 MX 400搭載である旨を告げるシール。これ以外は、従来のInnoVISION製PCI版GeForce2 MXカードとなんら変わりない

16日現在の価格情報

TORNADO GeForce2 MX 200 TORNADO GeForce2 MX 400
価格 ショップ 価格 ショップ
\8,980 PCiN秋葉原 \13,300 PCiN秋葉原
\9,800 クレバリー1号店
クレバリー3号店
高速電脳
\13,800 クレバリー1号店
クレバリー3号店
高速電脳

※17日にはコムサテライト3号店でTORNADO GeForce2 MX 400 AGP版の販売を確認した。価格は1万1800円となっている。

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