三菱電機(株)は25日、IT関連事業を強化するため、現行の情報システム事業本部を機能別に2つの事業会社に分社化し、新たに“インフォメーションシステム事業推進本部”を設立する機構改革を、4月1日に実施すると発表した。
分社化されて設立される企業は、情報システムの設計/開発/製作/販売など、“情報システムソリューション”を担当する事業会社と、プラットフォームの販売/保守やネットワークの技術開発/構築など、“プラットフォームサービス”を担当する事業会社の2つ。現時点で、会社名は未定という。前者は、現行のシステム事業本部のシステム対応販売事業部と情報システム製作所のシステムエンジニアリング部門を核に、三菱電機システムウェア(株)を統合。一方、後者は、システム対応販売事業部と情報システム製作所のプラットフォーム開発製造部門を核にメルコムサービス(株)を統合するとしている。
また、新設されるインフォメーションシステム事業推進本部は、三菱電機グループの情報システム/ネットワークサービス事業を一体運営し、グループ全体の事業戦略/経営管理/資源投入計画を立案するという。同社では、組織体制を機能別に一体化することで、顧客サービスの迅速化を図り、IT関連事業での競争力を強化するとしている。