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日本HP、米Solid Data製の半導体ディスクの販売を開始

2001年01月25日 19時59分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は25日、半導体ディスクによる“ファイル・キャッシュ・ソリューション”の主要ベンダーである米Solid Data Systems社製の半導体ディスク製品の日本における販売およびサポートの開始を発表した。これは、2000年10月に米HP社とSolid Dataの間で交わされた全世界での再販、サポート契約を日本で展開するもの。

製品写真
『Excellerator 800 Ultra』

これにより、日本HPは、Solid Dataとの協調体制の下に、半導体ディスクによるファイル・キャッシュ製品『Excellerator』シリーズの販売を開始し、日本HPのエンジニアによるシステムチューニングのための情報提供や、インストールサービスからサポートサービスまでのトータルソリューションを提供する。

Solid Dataの半導体ディスクによる“ファイル・キャッシュ・ソリューション”は、ボトルネックとなるホットファイルを、アクセスが高速な半導体ディスクに格納し、アプリケーション全体の性能を向上させるシステム。平均アクセスタイムが数ミリ秒のディスクドライブに比べ、半導体ディスクは0.014ミリ秒と短いため、単位時間あたりのI/O回数が飛躍的に向上する。 これにより、サービス品質の向上や、利益を生み出すトランザクションスループットの増大が期待できるとしている。さらに、システムやアプリケーションからは通常のディスクシステムと全く透過に扱われるため、新規ドライバーやアプリケーションの変更は不要。

製品写真
『Excellerator e-100 Ultra』

『Excellerator』シリーズは、1GBの小容量タイプから10GBまでの大容量タイプを用意する。価格は『Excellerator e-100 Ultra』モデルが292万円より、『Excellerator 800 Ultra』モデルは552万円より。

日本HPでは、電子メールやショートメッセージサービスなどオンライン、リアルタイムサービスを提供している通信事業者や、大規模なERPやデータベースなどのトランザクション指向アプリケーションのユーザー向けに販売する。

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